初詣にまつわるアレコレをご紹介するこのコーナー。第4回は「お参りするときに『鈴』を鳴らすのはどうして?」をお届けしました。最終回は、知っているようでホントは知らないかもしれない「正しい参拝方法」をお伝えします。
神社に参拝するときのお作法と言えば、手水舎(てみずや)の水で清めてから「二拝二拍手一拝」が基本。なんとな~くこんな雰囲気かな☆ って、なんとな~くやっているけれど……正しくはどうするものなのかしら?
【手水のお作法をおさらい♪】
神社本庁の公式サイトによると、拝礼前の手水は「心身の浄化」のために行うものだそうです。手水をとる時のお作法は次のとおり。
1. 右手で柄杓(ひしゃく)を持って水盤の水をくみ、左手にかけて洗います
2. 柄杓を左手に持ち替え、水盤の水をくんで右手を洗います
3. 柄杓を右手に持ち替えて、左の手のひらに水を受けてためます
4. 静かに口をすすぎ、終わったらもう一度左手を洗います
5. 最後に水の入った柄杓を立て、柄に水を流してから伏せて置きます
【拝礼のお作法をおさらい♪】
手水を行ったら、いよいよ次は拝礼! 正しい拝礼の方法は次のとおりです。
1. 神前に進んで姿勢を正します
2. 腰を90度に折って拝(深いお辞儀)を2回行います
3. 胸の高さで両手を合わせて、右指先を少し下にずらします
4. 肩幅ぐらいに両手を開いて、拍手を2回します
5. 指先を揃えてから心を込めて祈ります
6. 両手をおろして、最後にもう一度、拝をします
参拝の作法を知った上で心を込めてお祈りをすれば、願い事も新年早々に叶っちゃう……なんてうれしいことになる可能性も!?
イベントとして初詣を楽しむのもいいけれど、ちゃんと「参拝」してみるのも清々しい気持ちになれていいのではないでしょうか。
画像=ぱくたそ
参照元:神社本庁、東京都神社庁
執筆=夢野うさぎ (c)Pouch