Pouchでも過去に何度か紹介しているアニマルレスキュー団体「Hope For Paws」。
今回彼らが通報を受けて向かった先は住宅街。とあるお家の前に止めた車の下に犬が隠れ、怯えて出てこなくなってしまったのです。
エサでおびき寄せる方法も、手を伸ばして捕まえる方法もなかなかうまくいかない……。これは救出するのに時間かかりそうかも、と心配しているとレスキュー隊を追いかけて車の下から出てきた〜! しかも「遊んでよ〜」とばかりに近づいてくるんですっ。気まぐれワンコの救出劇をご覧ください!
【手が届きにくい距離を保つワンコ】
車の下に隠れていたのは、ピンク色の首輪をつけたふわふわカールヘアの小型犬。元の白い毛色がグレーに見えるくらい汚れてしまっています。
レスキュー隊員が車の下に手を伸ばしてエサを見せると、警戒しながらそぉ〜っとパクリ! そのまま頭を撫でようとしますが、その手を避けるように頭を引かれてしまい…。まだまだ和睦への道は遠いようですっ。
【意外とすんなり保護できました】
しばらくエサで誘導する作戦を続けてみても、手も伸ばすと牙をむき出しにして警戒され、なかなか進展しません。そこでレスキュー隊員が保護用トラップを取りに車に戻ると、なんとワンコが追いかけて出てきたのです! 頭をなでても全然怒らず、むしろ顔を近づけてくるフレンドリーさを発揮♪ どうやらレスキュー隊の持っていたエサを取りに近づいたようです。さっきの警戒は幻だったのかな⁉︎
おかげで準備したトラップは使わずに、リードをつけて無事に保護が完了。動物病院へ向かうため車に乗せると、助手席から身を乗り出してすり寄ってくるワンコにレスキュー隊から笑みがこぼれます。
【新しい家族を募集中です】
ワンコは名前や住所などが記録されたマイクロチップは付けておらず、スノーバードと名付けられてHope For Pawsで保護されることに。シャンプーも嫌がらず、元気に遊びまわり、何よりなでてもらっている時の安心した表情が可愛いスノーバードちゃん♡
もしかしたら寂しがりやで、ひとりでいるのが怖くて警戒していたのかもしれませんね。
Youtubeのコメント欄によると、この救出劇のあと、スノーバードちゃんは心臓に疾患が見つかり、手術もしくは投薬での治療を行うことになったそう。Hope for Pawsでは、彼女の治療費について「Lucky Leash」というチャリティグッズによる寄付を募っているということです。こちらもあわせてご覧になってみてください。
参照元=YouTube、Lucky Leash of Hope
執筆:入江ゆうり(c)Pouch