「世界にひとつだけのノート」がオーダーメイドで作れる、東京・蔵前にある「カキモリ」という文房具屋さんをご存知ですか?
文房具好きとしてずっと気になっていたお店なのですが、実際に足を運んで、自分だけのノートを作ってきたので、その過程をレポートしたいと思います!
【世界で一冊だけのノートが作れる!】
カキモリのオーダーメイドノートは、表紙や中の紙の種類、留め具やリングを選んで、オリジナルのリングノートを作れる……というもの。
中の紙の種類が何種類か選べたり、オプションもたくさんあって個性豊かなノートを作ることができます。
【まずは表紙&裏表紙をセレクト!】
リングノートのサイズはB5とB6の2サイズから選べます。今回は一般的な大学ノートのB5サイズで作ってみることにしました。
まずは店内の案内パネルにそって、まずは「表紙」と「裏表紙」を決めていきます。
どれもそれぞれに素敵なものばかりで、私はかなり迷ってしまいました。
紙素材だけでなく、フェルトやレザー(皮)など、市販のノートではあまり見かけない素材もあって、これがまた可愛い!
【中に入れる紙も選べます】
そして次にノートの中に入れる「中紙」を選ぶのですが……こちらも種類豊富。方眼や罫線入りのもの、無地といった種類以外に、紙の材質別で選ぶことができます。
この中から2〜4パック選べるのですが、あまりの種類の多さに私が途方にくれていると、スタッフの方が試し書きコーナーに案内してくれました。それぞれの紙の特徴が分かる説明もあって、紙初心者にも親切です。
しかも、試し書き用のペンもボールペン・鉛筆・万年筆など色々とそろっているので、自分が普段よく使う筆記具と紙の相性も確認できます。紙によってびっくりするぐらい書き心地が違うので、新しい紙との出会いも楽しめました!
【封筒と仕切り紙もチェックを】
ノートには、中紙の他にも封筒や仕切り紙を入れることができます。私がどうしてもノートに入れたかったもの……それは「封筒」! ノートの中に封筒を入れるとファイル代わりにも使えて便利そうだな〜と思ったのです。
半透明の紙で華やかなカラーがそろった「仕切り紙」もノートのアクセントや区切りに入れたら絶対に可愛い!と思い、入れることに。
【ようやく決定!】
悩みに悩んで、ようやく選んだものがこちら!
「表紙」…可愛い花柄に一目惚れ!
「仕切り紙」…クロマティコレモンという爽やかなイエローをアクセントに。
「ハトロン紙」…ツルとした面とざらっとした面があります。市販のノートにはあまり使われない素材だそうですが、書き心地が良くて、何だか気に入ってしまいました。
「クラフト紙」…スクラップ帳としても使えるように、丈夫なクラフト紙を!
「封筒」…引き締め色が欲しかったので、黒に
「裏表紙」…表紙の赤い花柄と統一感が出るように赤をチョイス
これらをノートにしたい順番に並べて、カウンターへ持っていきます。
ノートの方向(縦横)の指定や、柄物の表紙や裏表紙は上下の指定もできますよ。
【留め具&リング&オプション】
ここまできたらあと一息です! そして、最後に選ぶのが留め具とリング。
「ボタン留め」「封かん留め」「ゴム留め」から好きな留め具と色を選びます。
今度は「リング」の色です。5色の中から好きな色を選びます。
そしてノートの角に付けられるオプションの「角金(かどがね)」。ノートは角から痛んでくるので、ノートを長持ちさせる保護としての役割もあるそうです。アクセントになりそうだったので付けてみることにしました!
【私のこだわりポイント】
カウンターでこれらを製本してもらい、世界にひとつだけの、私のオリジナルノートが完成しました〜!
混雑時でなければ、製本の時間は約20分ほどです。
全てを自分で選んだので、愛着もひとしおです。せっかくなので、オーダーノートならではのこだわりポイントもご紹介しますね。
<角金>
オプションでしたが、この角金があるとぐっとオシャレに見える気がします。
<封筒>
こちらも市販のノートにはあまりないし、可愛くて実用的だし、後から「もっと封筒入れてもよかったかも」と思うぐらい素敵でした。
<リング>
市販のものと同じように全面に付けることもできるのですが、「カキモリ」のオーダーノートでは真ん中をあけて上下だけにリングを付けることができるのです。
書くときにリングが手にあたらないので、小さな工夫だけど「本当に書きやすい〜!」と感動しました。
【文具好きは行くべし!】
オーダーメイドノートは選ぶ素材によってお値段は変わりますが、だいたい1冊2000〜3000円ぐらいになる方が多いそう。
自分だけのこだわりのノートがつくれるので、もうとにかく楽しくて仕方がなかったです。スタッフさんも親切に教えて下さるので、初めてでも安心してノート作りに挑戦できますよ!
ただ本当に選択肢が豊富なので、迷わないためにも「どんな目的で使うノートが欲しいのか」をあらかじめ考えてから行くのがおすすめ。
文房具好きの人は絶対にうっとりしてしまう空間なので、ぜひお気軽に遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
参考リンク:カキモリ
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch