マスクはもちろん、手洗いに除菌にソーシャルディスタンスの確保など「新しい生活様式」が当たり前になりつつあるこの頃。
神経質かもしれない……と思いつつ、気になるのがつり革やエレベーターのボタンなど、不特定多数の人がさわる場所にふれるときです。
そんな中、注目を集めているのが「ノータッチフック」なる商品。これを使えば、ドアもボタンもタッチパネルもつり革も、ありとあらゆる場所にふれずに済むのだとか。
なんとダイソーで100円(税抜)で売っているのを見つけたので、1週間ほど徹底的に使ってみました。
【鍵のような形の金属製のフック】
ノータッチフックは、金属製の鍵のような形でキーチェーンつき。
100均の商品だしチープな感じかと思いきや、手に乗せるとズッシリと重みがあります。
コの字型のフック部分や、フックの先、黒いゴム製カバーのついた部分を使って
・ドアノブ
・つり革
・タッチパネル
・エレベーターなどのボタン
と、ありとあらゆる場所に触れずに操作できてしまうとのこと。よく考えられた形だなあ。
【使い心地は?】
さっそく使ってみると……なれるまでは開けるときにちょっと力がいりますが、ノブでも引き戸でも引っ掛ければたしかに開けられる!
エレベーターボタンを押すときや、タッチパネルの感度も問題なし。
おおお、これは便利〜! いちいちウェットティッシュで手を拭かずに済むぞ〜。
【トイレのありとあらゆるところ触らなくて済む!!】
個人的に特に便利だったのが公衆トイレ。
トイレのドアを触るのに抵抗感のある人はけっこういると思うんですが、ドアはもちろん、水洗レバーも鍵も触れずに操作できるではないですか〜!
せっかく手を洗ったのに、トイレを出るときにドアや鍵に触らなきゃいけない「ちょっと嫌だな」感から開放されるのは嬉しい……!
【しかーし、使いづらいポイントも】
基本的にはとっても便利な「ノータッチフック」ですが……使いづらいポイントもいくつか。
・つり革は外れやすい
コの字型のフック部分をつり革にひっかけて使っていたのですが……フックを意識して持っていないと、ふとした瞬間にフックがつり革からスルッとはずれてしまい、車内でよろけそうになりました。
ドア前の高い場所にあるつり革をつかみたいときなんかは便利なんですけどね……。うーん。全体重を思いっきりあずけてつかまるのは危ないかも。
・ゴム製キャップが外れやすい
先端の黒いゴム部分は外れやすいので注意が必要です。引き戸でちょっと力を入れたときや、つり革からフックがはずれた瞬間に黒いゴム製のキャップがポーーーン!コロコロ……と外れてしまいました。Oh……。
・ポケットがない服だと取り出すのが面倒
そして……これを言うと元もこもないのですが、ポケットのない服を着ていると、このフックの便利度がグッと下がってしまうのです。
ドアの開け締めやボタンを押すたびに、いちいちバッグから取り出すのが手間で、結局手を使うこともしばしばでした。
【結論:100円なら大アリ】
ちなみに、1日のおわりに除菌ティッシュなどで拭いていましたが錆びることはなかったです。また、お店の重いドアに引っ掛けて使ってもフックが曲がることもなかったので思った以上に頑丈でした。
100円で手に入ると考えればかなり優秀で実用的だと個人的には思いました。お出かけの際などはひとつ持っていると便利! 特に公衆トイレに抵抗のある人にはオススメです。
ちなみに、ダイソー以外の100円均一でも似たような商品を販売しているようですよ〜。
執筆・撮影:御花畑マリコ
Photo:(c)Pouch