傘がない。井上陽水の名曲じゃないけど、雨が降ってるのに傘がない……。
朝に天気予報をチェックするのをつい忘れがちな私は、急な雨にコンビニでビニール傘を買うことがしばしば。
これまでの人生でビニール傘を買ってしまったお金、いくらくらいだろう? うっ、数えたくない……。
またしても傘を忘れたある雨の日の帰り、傘のレンタルサービス「アイカサ」なる、なんとも便利なサービスを見つけました! しかも1回70円!
これは私のようなうっかり人間にピッタリなのでは? さっそく使ってみました。
【傘の貸し出しサービス「アイカサ」とは】
「アイカサ」は、傘のシェアリングサービスで、街中にあるアイカサスポットで傘を借りて返却できる……というもの。
料金は24時間で1本70円(最大月420円 / 6日以降は課金ストップ)。また、月額280円で月2本まで同時に借りられる使い放題プランもあります。
コンビニでビニール傘を買うと500円以上することが多いので買うよりも断然安い……!
「アイカサ」アプリと連携していて、レンタルや返却はアプリ上でおこないます。
また、アプリから近くにあるアイカサスポットを調べることもできます。
【使い方もかんたん】
使い方は簡単。まずは「アイカサ」アプリをダウンロードしてアイカサスポットへ。
傘立てのQRコードを読み取ったら、アイカサアプリで「借りる」ボタンを押すだけ。
すると、傘立てのロックが解除され、傘を取り出すとレンタルが始まります。
借りられる傘は、ビニール傘ではなく、大判の布張りの傘。
ちなみに、傘の色や柄もバリエーションが複数あるのでその日の服装に合わせて選ぶこともできますよ。
レンタルだし、チープな作りかと思いきや、かなりしっかりしていて安っぽさもなく、使いやすくてビックリでした。
【返却は借りたのとは別の場所でもOK】
さて、気になるのは借りた場所に返さなくてはいけないのかどうかということですよね。
雨があがったあと、いちいち傘を持って元借りた場所に行くのは面倒……。
私が傘を借りたのは休みの前日。休日にわざわざ会社の近くに来たくないぞ。
でもご安心を、アイカサは借りた場所以外で傘の返却ができるのです。アプリで近くのアイカサスポットを探せば、自宅や外出先の最寄りで返却できて便利!
ちなみに傘を返すときは、アイカサアプリで「傘を返す」を選んで、アイカサスポットのQRコードを読み込み、傘立てに戻すだけでOKです。
傘の持ち手の向きが決まっていて、一瞬とまどいましたが、スムーズに返却できましたぞ。
【メリットが多いけど、まだ気になる点も】
傘を忘れてもビニール傘を買わなくて済む、借りた場所と返す場所が違ってもOKなどメリットの多いアイカサですが、まだまだサービスが始まったばかりということもあり気になるポイントも。
それは
・アイカサスポットは都心のターミナル駅付近に集中していて、ローカル駅だとスポットが少ない
ということ。
たとえば、同じJRの駅でも、新宿駅付近ならアイカサスポットが沢山あるけど、中央線沿線の駅だとアイカサスポットが少ないなど偏りがあります(2020年11月現在)。
自宅の近くなど返しに行きやすい場所にアイカサスポットがあるかどうかを事前に調べておかないと恩恵は受けにくいかも。
とはいえ、めちゃめちゃ便利なアイカサ。個人的には使える場所がどんどん増えてほしいです……!!
参考リンク:アイカサ
執筆・撮影:御花畑マリコ (c)Pouch