これまでも、近現代の文学作品にまつわるユニークなアイテムをいろいろと発表したきたフェリシモ「ミュージアム部」。
このたび新作として登場したのが、文豪とお酒にまつわる逸話から着想を得たグラスと、異国を舞台に綴られた作品をネオン風デザインで表現したポーチです。
いつもながらどれもグッと来るチョイスで、文学好きのツボに刺さりまくり! さっそく詳しくチェックしてみましょう♪
【お酒と縁ある文豪4人がグラスに!】
強烈な個性を持つ昭和の作家たちは、お酒にまつわるエピソードも満載。その中から4人の文豪をピックアップし、千鳥足のようにふらふら揺れる丸底グラスで表現したのが「酔いどれ文豪レトログラス」です。
たとえば、坂口安吾は戦後の物資不足の中、カストリと呼ばれる密造酒を睡眠薬として愛飲していたそう。「坂口安吾の酔いどれグラス」には、お酒とともに安吾が愛した「囲碁」と、小説『夜長姫と耳男』に登場する「蛇」風の模様が描かれています。
酒乱エピソードに事欠かないのが、中原中也。飲むと騒ぐわ、泣くわ、絡むわで周囲は大変だったようです。ああ、酒癖の悪さと作品のすばらしさってまったく関係がないんですね……!
「中原中也の酔いどれグラス」では、詩『春日狂想』に登場する儚い人生に見立てた「ゴム風船」模様と、中原中也が愛用したソフト帽がデザインされています。
このほか「萩原朔太郎の酔いどれグラス」「梶井基次郎の酔いどれグラス」をふくむ全4種類がラインナップ。月1個のお届けで2090円です。
【異国趣味の作品をポーチで表現♪】
続いて紹介するのが「ネオンサイン風ブックカバーポーチ」。開国以来、西洋化一途だった日本ですが、大正時代になると文壇にも「中国ブーム」が到来しました。
近くて遠い異国を舞台に書かれた作品を「ネオンサイン」デザイン風に仕立てたのがこのポーチです。
ラインナップは、〈中島敦 著『李陵』〉〈芥川龍之介 著『杜子春』〉〈谷崎潤一郎 著『西湖の月』〉の3種類。それぞれ作品に登場するアイテムや、登場人物の一声などがモチーフとして使われています。
全体が開くので、中に入れたものを簡単に取り出せるのが便利♪ 文庫本をセットすればブックカバーとしても使えるというのが本好きにはうれしいですね! お値段は月1個のお届けで3740円です。
【文学好きは要チェック!】
グラス、ポーチともに、大正時代や昭和時代を思わせるほんのりレトロなテイストになっているのがユニーク! 文豪の逸話や文学作品に思いを馳せるとっておきのひとときを楽しめそうです。
購入はフェリシモ「ミュージアム部」のサイトからどうぞ♪ お届け開始は10月分(2024年9月下旬)以降となるそうです!
参照元:プレスリリース、フェリシモ「ミュージアム部」(1)(2)
執筆:鷺ノ宮やよい