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【関西グルメ探訪】大阪・堺でダチョウ!? 『堺バーガー』開発秘話

2010年7月5日

大阪・堺といえば、歴史と伝統のある街で知られます。千利休から伝わる茶の湯、匠の技が光る刃物づくり、日本で初めて線香が作られた地などが挙げられますが、新しい文化も続々と出てきています。

そんな中、堺のご当地バーガー、その名も『堺バーガー』があります。いったいどんなバーガーなのかというと、バーガー生地になんとも珍しい「ダチョウ」の肉がはさんであるんです。でもどうして堺でダチョウなのかというと・・・

この『堺バーガー』を提供するお店は、堺市南部にある『カフェレストラン MACH(マッハ)Ⅲ』。住宅街がやや多いエリアでログハウス風の建物は存在感抜群、中に入るとまるでどこかの高原リゾートにいるような雰囲気が漂っています。

そしていざ『堺バーガー』(1,500円、ポテト・ドリンクつき)を注文。運ばれてきたバーガーはパッと見た感じ、普通のハンバーガーに見えます。でも、はさんであるのは目玉焼き、レタス、トマト、そして特製のデミグラスソースがかかったダチョウ肉のパティ! 早速、食べてみました。100%ダチョウ肉、意外とアッサリで、肉の臭みなどは一切ありません。意外なまでの美味しさです。


しかし、なぜダチョウ肉のバーガーなのかというと、このマッハⅢはダチョウ肉の料理を出すお店だからです。看板メニューの『白いダチョウカツカレー』をはじめ、『ダチョウピザ』、『ダチョウカツサンド』、『ダチョウ冷麺』(夏限定)、『ダチョウのハリハリ鍋(堺鍋)』(冬限定)など、たくさんのダチョウ料理をラインナップしています。

さて『堺バーガー』を開発したマスターの渡邉一二三(ひふみ)さんによると「あの『佐世保バーガー』に対抗して作った、関西では初めてのご当地バーガーだった」とのこと。しかも「ダチョウ肉は高たんぱくで鉄分豊富、カロリーも牛肉の半分以下、脂肪も豚肉の約10分の1でヘルシー」ということで、ボリュームもけっこうありますが、女性でも安心して食べられそうですね。

ちなみにこのマッハⅢ、名前でピンと来る人もいるかもしれません。そう、カワサキの往年の名バイクです。マスターは大のバイク好きで、日本全国からバイク乗りたちが集うお店としても知られています。なんと横浜から日帰りで来るファンまでいるそうですよ。

『堺バーガー』は基本、土曜日5個限定のみ。でも、3個単位で3日前までに予約すれば平日でも食べられるとのことです。全国的にも珍しいダチョウ肉のご当地バーガー、希少価値は抜群ですよ!

<お店の詳細データ>
店舗名: カフェレストラン MACHⅢ
住所: 〒 大阪府堺市美原区北余部469-6
TEL: 072-361-3171
最寄駅: 南海高野線萩原天神駅下車徒歩約15分
営業時間: 8:00~20:00
定休日: 第1火曜とその翌日
http://www.h4.dion.ne.jp/~maltuha/index.html

Photo by POUCH

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