ベトナムの代表的な麺であるフォーを、何とか家にある材料で作れないかと試行錯誤したあげく、たどりついた超簡単メニュー「なんちゃってフォー素麺」。すでにネット上では、幾通りものレシピが紹介されているようです。
今回の筆者のオリジナル・レシピは、ほんとうに簡単であっという間にできます! 胃にもたれず野菜がいっぱいでヘルシー、おまけにアジアンなお味が楽しめます。一日の終わりの疲労困憊した状態でも作る気になれるよう、極力簡略化してみました。
まず、フォーの代わりに素麺を使い、どこのスーパーでも手に入る材料を使用。うどんやラーメンも良いけれども時には目先を変えて「なんちゃってフォー」を作れば、バリエーションも増えて家族に喜ばれること間違いなし。癒し系の味わいなので遅めの夕食、夜食にもぴったりです!
【材料】(2人分)
・素麺…200g
・もやし…1袋
・豚肉or牛肉or鶏肉…適宜(今回は豚薄切り肉100g使用)
・水…800cc
・コンソメキューブ…2個 または鶏がらスープの素…小さじ3
・塩…少々、砂糖…大さじ1
・三つ葉…適宜(最後に添える)
・唐辛子…適宜(最後に振りかける)
・レモン…1個(食べる前に絞る)
「なんちゃってフォー素麺」の作り方
1.鍋に水800CCを入れ火にかける。沸騰したら吹きこぼれないように弱火にして、コンソメ(または鶏がらスープの素)を入れる。
2.豚薄切り肉を入れ、火が通るまで煮る。(時間のあるときは、スープのアクを丁寧に取り除くと透明感のあるスープになります)。
3.塩、砂糖で味を整える。
4.素麺は表示より1分少なめに茹でて、ザルにあげ、冷水でもみ洗いしておく。
5.スープが入っている鍋に、もやしを加え30秒程度さっと火を通したら、スープは出来上がり。
6.ザルにあげておいた素麺をさっと熱湯にくぐらせ、器に盛り付ける。
7.素麺を盛った器にスープを注ぎ入れる。
8.仕上げに三つ葉を盛り付け、レモンの絞り汁、唐辛子をかけて召しあがれ。
コンソメまたは鶏がらスープの素をベースに、レモンの酸味と砂糖の甘みで、エスニックな風味を作るのがポイントです。思わず醤油を入れたくなりますが、必ず、砂糖、塩、レモンの酸味のみで味付けしてください。醤油を入れてしまうと、とたんに「和」に変身してしまいます! くれぐれもお気をつけくださいませ。
今回は手軽さを優先させたため素麺を使いましたが、フォー麺を使うと本格的になりますし、フォーと同じライスヌードルの仲間であるビーフンでも良いですね。また、もやし、三つ葉の代わりに、水菜や青梗菜もスープと相性が良いようです。どうせならもっと本格的にしたいという方は、香菜、ニョクマム(ナンプラー)、チリソースがあれば、仕上げに振りかけると本格エスニックが楽しめます!
(文、写真=はぎぃ)