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SPF20に30を重ね塗りしたらSPF50? 意外と知らない日焼け止めの使い方

2011年8月12日

毎日これでもかと降り注ぐ日差し。「肌のアンチエイジングには日焼け対策が最も効果的」なんて、そんなのわかっているけれど、意外と知らないのが日焼け止めと呼ばれるサンスクリーンの日々の使い方です。実際、自称美容マニアの女子達に聞いても、正しく理解して使用している人が少ないことが判明。

ということで今回はバケーションシーズンを前に、サンスクリーンの使い方と選び方を取材しました。ライターのいまさらな質問にやさしく答えてくださったのは、皮膚トラブルを抱える女性達が絶賛するスキンケアブランド、アクセーヌのPR松塚雅代さんです。

記者「今の季節どれくらいの日焼け止めを使えばいいんですか?」

松塚さん「通勤や買い物、洗濯物を干すという日常生活では、SPF28程度をおすすめしています。」

記者「いまさらな質問なのですが、SPFの数字は何を表しているんですか?」

松塚さん「SPFは何も塗らない場合に比べて、日焼け止めを塗ったあと、紫外線のUVBによる炎症をどれぐらい長い時間防止できるかを表しており、数値が大きい方がUVBの防止効果は高くなります。しかし、SPFが50程度あれば非常に紫外線の強い場所や、紫外線に過敏な人もUVBによる炎症を防止できるとの考えから、SPFが50より高い場合には、『SPF50+』と表示しています」

例えば、紫外線を浴びて赤くなるまでの時間が20分の人がSPF28の製品を使うと、20分×28=560分→約9時間サンスクリーンが落ちない限り、9時間肌を守ってくれるということになるのだそうです。

記者「なんだか難しくなってきました。そうすると効果の持続時間は人によって違うってことですね。」

松塚さん「そういうことになりますね。」

記者「じゃあ生活紫外線にはSPF28程度で大丈夫っていっても、心配ならSPF50にしたほうがいいんでしょうか?」

松塚さん「何が一番ご心配ですか?」

記者「日焼けによるシミがこれ以上増えるのが恐怖です。」

松塚さん「それならSPFはもちろんのことPAの値が高いものを使ってください。」

記者「PAって最近SPFと一緒に表示されているものですよね?」

松塚さん「そうです。紫外線はUVAとUVBの二種類があるのですが、皮膚を黒くし、くすみ、しみの原因となるのはUVAです。PAという値が高いものほどUVA防止効果がありますからそちらも気にしてお選びいただくといいですよ。値は+から+++で表示されています。」

松塚さん「そうか〜。いつもSPF値ばかり見ていました。あと日焼け止めは足し算で考えていいんですか? 例えば乳液にもSPF10程度入っているものを使い、下地にSPF35を塗って、ファンデーションにもSPF20が入っていれば、SPF65みたいになるのかしら?」

松塚さん「そういうことではないんです。SPF値の一番高いもの効果が有効になるので、この場合は下地のSPF35の効果があると思ってください。」

記者「使う物のひとつに高いSPFが入っていればいいですね。じゃあ一番上に塗るファンデーションに、高いSPF値が入っていればそれでいいんじゃないですか?」

松塚さん「日焼けを防止する上で大切なことはSPF値だけでなく、肌の上に日焼け止め効果のあるものがきちんと、常に塗られていることが一番大切なんです。そのため、水や汗に強い処方で落ちにくいUVベース(下地)を使うことが重要です。また、UVベースには、紫外線に当たって生じる炎症を抑制する効果などもあります。

日焼け止め効果のあるファンデーションを重ねることで、SPF値は倍増はしませんが、UVベースの塗り直しなどができない場合に、ファンデーションを直すだけで日焼け止め効果を持続させることができますので、重ね塗りは意味がないことではなく、重ねてお使いいただくことをお勧めしています。」

記者「そして下地にもトリートメント効果と日焼け防止効果のあるものを使うのが必須ってことですね。」

松塚さん「はい。日焼けはイコールやけどですから、UV対策はしっかりとしましょうね。」

記者「やけど! 私は赤くならないタイプなので忘れてました。そうですよね。日焼けってやっぱりこわいんですね。」

松塚さん「シミ、しわになってからケアする大変さを考えたら、予防するのが一番楽なんですよ!」

今回美容のプロに詳しく説明していただき、日焼け止め対策を理解した記者、このあと数あるアクセーヌの商品の中から選んでいただき購入したのが、「アクセーヌ スーパーサンシールドN」。SPF50でさらにPA値が一番高い+++のベース乳液。薄いベージュピンクが肌のくすみも補正してくれる優れものです。

「これで日焼け対策は万全!」と安心していたら松塚さんに「どんなに質の良い日焼け止めを使っていても、この暑さと湿度で汗をかくので、まめなお化粧直しなどを心がけてくださいね。」と釘をさされてどきっ。自分のお肌とニーズに合った商品を選んで、秋に肌トラブルで泣くことがないようにしてくださいね。



アクセーヌ
PR:松塚雅代さん
敏感肌やアダルトニキビなどに悩む女性に、
絶大な支持を得ているスキンケアブランド、アクセーヌのPR担当。
毛穴レスなつるつるお肌はUVケアのたまものか!?

(取材、文:ホームズ磨由美

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