一流ブランドであればあるほど、増え続けるのがニセモノです。そしてニセモノのメッカといえば、言わずと知れた中国です。ゲームにアニメにブランドアイテム、ファーストフードに自動車まで、ぬかりなく中国にはニセモノが勢ぞろいしております。
そんなニセモノの中でも、私たちにとって、わりと身近な存在(迷惑ですが)なのがスポーツブランドのニセモノです。そして、数あるスポーツブランドの中でも、膨大な種類のニセモノが作られているお気の毒な2大メーカーといえば、adidas(アディダス)とNIKE(ナイキ)でありましょう。
日本でもたまーに、「adidasっぽいけど……よく見たらadidasじゃなーい!」的な商品を見たことありませんか? ありますよね? ということで今回は、中国版ツイッターこと『weibo』で、ニセモノのメッカ・中国から日々報告されているニセモノについてお伝えしたいと思います。
――と、その前に。ニセモノは大きく分けて3種類あります。
1つ目は「完全コピー品」。本物と見間違うほどにガチすぎるクオリティのため、ツッコミどころも皆無という、非常に悪質なケースです。
2つ目は「明らかにウケを狙ったニセモノ」、つまり、パロディ品です。パロディですが、訴えられるパターンもあります。
3つ目は「ロゴをチョイいじくった系」。一文字だけ違う!などのケースであり、悪質といえば悪質ですが、「よく見ればニセモノだと分かる余地」、つまり「ニセモノではないという言い訳」と、「ツッコミどころ」を残しているという、なんだかよくわからない良心が垣間見られるケースです。
さて、中国のweiboにおいて、頻繁に報告されているのは3つ目の「ロゴをチョイいじくった系」です。街で見かけたらケータイで激写。バス車内で見かけたら激写! そしてすぐに「こんなんあったよ~!」とweiboにアップ。ニセモノ情報の共有をはかっているようです。
報告されている事例を見ると、adidasが「abibas(アビバス)」、NIKEが「NICE(ナイス)」……どころの話ではなく、「dasabi(ダサビ)」や「odidoss(オディドス)」、「NIXE(ニクセ)」に「NIEK(ニエック)」など、もはや文字フォントさえ近ければ何でもアリの状態に。さらに、「NIKEマークの靴の裏面にadidas」や「NIKEっぽいロゴにkappaが合体」など、奇跡の企業コラボ商品も続出していたりも!
というわけで、ここ数カ月の間に報告されたニセadidas&ニセNIKEグッズの写真を30点以上集めてみましたので、どうぞご覧になってください。おそらく今この瞬間も、中国では新たなニセモノが産声を上げていることでしょう。恐るべし中国であります。
▼まさかのNIKE × kappaコラボ!
▼adisad(アディサッド)。かなしいね。
▼NIKEの裏にadidas
▼PIKe
▼aiweis
▼なんかラインが多いadidaas(アディダース)
▼adidsa(アディドサ)
▼NKIE(エヌケーアイイー)
▼Weida(ウェイバ)。もしかしてweiboとかけているのか?
▼adivon(アディボン)
▼まさかのadivonショップ
▼ロゴはNIKEっぽいが箱はadidasっぽい
▼ddidas(ッディダス)
▼やけくそなネーミング
▼odidoss(オディドス)
▼NIEK(ニィエック)。二度見しないと分からない。
▼avivas(アビバス)。パソコン教室みたいな名前だ。
▼マークが波打っている
▼C-STAR
▼これはパロディなのか、それとも……
▼1本目が長いodidos(オディドス)
▼MOCKBO。けっこう履き込んでいるところが、なんかせつない。
▼abidas(アビダス)
▼adidai(アディダイ)
▼NIKEっぽいマークだ
▼NIKF
▼もはや定番、安心のadidos(アディドス)
▼aidaidisi(アイダイディシ)。難しいね。
▼adadas(アダダス)。勢いよく言うと「ありがとうございます」にも聞こえる。
▼ニセadidas最大勢力のadidos(アディドス)は時計にまで進出
▼まさかのタートルニット。adibas(アディバス)だ。
▼首もとにはNIKEのロゴが。でも胸には靴のマーク……なんかニセモノっぽい
▼adidas麻雀牌。かなりの完成度。オフィシャルだったりするのかな?