シャネルやフェンディなどのデザインを手掛けるファッション界の重鎮、カール・ラガーフェルド氏は言いました。
「印刷されたばかりの本の香り、それはこの世で一番素晴らしい香りなのです」
そうそうそう! カールったらわかってる~! と思わず激しく同意したくなるほど、新しい本の香りが大好きな私(記者)。みなさんの中にも、この気持ちがわかる方、けっこう多いんじゃないかと勝手に思っておりますが、どうでしょうか。
そんなカール・ラガーフェルド氏がデザインに関わった、なんとも風変わりな香水が発売され、現在世界中で話題になっているようです。香水の名前は、『Paper Passion』。名前のとおりこの香水、印刷したての本の香りがするらしいのです! これは今すぐにでも嗅いでみたいっ!
『Paper Passion』の製作に関わった人たちは、誰もがその道の超一流。まず香水が入っている本をデザインしたのが(香水は本をくり抜いた中に入っているそう!)、カール・ラガーフェルド氏。香水を調香したのが、その名を世界に知られる名調香師Geza Schoen氏。さらに出版を担当するのは、ドイツの老舗出版社『Steidl』。このメンツで良いモノ作らないわけがないよね~。
な~んて思っていたのですが、ここでちょっぴり残念な事実が発覚! 詳しく調べてみたところ、実は『Paper Passion』、正確にいうと「印刷したての本の香り」ではないみたいなんです。正しくは、「本を読む際によりリラックスできるような香り」をイメージしたのだとか。ふ~む……でもそれって、どんな香りなんでしょ!?
とにもかくにも、香水は実際に自分で嗅いでみなけりゃわからないっ。お値段は日本円で7600円ほどらしいので、興味を持った方はぜひ購入して検証してみてくださいね~。
(文=田端あんじ)
参考元:steidlville.com( http://goo.gl/2BgF9 )
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▼香水はこの本の中に入っています
▼ほらね!
▼香水を取り出した本はこんなかんじ
▼本にはカール御大のお言葉が!
▼さて、一体どんな香りがするのかな?
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