日本を代表するキャラクターとしてお馴染みのハローキティ。世界的にも人気が高く、韓国にはキティをテーマにしたカフェがあります。きっとサンリオ好きなら誰もが行ってみたいと思う、ハローキティカフェに行ってみましたよ! 店内はとってもファンシーで、まるで夢の国に訪れたような気分。可愛らしいミニケーキは食べるのがもったいないとさえ、感じてしまいました。
私(記者)が訪ねたのは、韓国2号店にあたるソウル・弘大(ホンデ)のお店。この街には美術・デザインの大学「弘益(ホンイク)大学校」があり、若者の街としてカフェやクラブ、バー、レストランなどが多く軒を連ねています。
表の通りから少し入ったところに、ハローキティカフェがあります。お店の外観はピンク色で、離れたところから見ても大変よく目につきます。そして看板には大きなリボンが掲げられていてとってもキュート。入る前からワクワクしてしまいます。そして一歩店内に入ると、そこはディズニーにも劣らない完成されたハローキティの世界観が広がっています。
店内全体がピンクを基調としていて、椅子やソファーは全部ピンク! 照明をやや暗めに設定しているためでしょうか、目がチカチカするということはありません。むしろピンクの世界でまったりと落ち着ける雰囲気です。そして壁の注意書きやトイレの案内、さらにはトイレのゴミ箱にいたるまで、すべてキティ仕様になっているのです。公式カフェだけあって、徹底ぶりはさすがです。
ケーキやワッフル、ハニートーストなど可愛くておいしそうなメニューが多数取り揃えられていたのですが、私はミニケーキを食べることにしました。1階のカウンターで注文して、ケーキを受け取って2階のスペースへ移動。周りに見惚れてしまって、すっかりケーキを食べるのを忘れてしまいました。実際にケーキを注文したのは良いのですが、キティの再現度の高さに食べるのがためらわれます。
可愛すぎて食べられない……、とはいえこのままジッとケーキを見ている訳に行きませんから、思い切って顔にフォークをザクリッ! そしてエイッ! と気合を入れて真っ二つに。「キティちゃん、ごめんね」と心のなかでお詫びをしながら食べてみると……、おいしい~ッ! イチゴ風味のババロア風生地はしっとりとした食感で口に入れた瞬間にふんわりととけてしまいます。
食べる前は「キティちゃんに申し訳ない」という気持ちだったのですが、気がつけばペロリと平らげていました。「キティちゃん、本当にごめん」と心で唱えながら手を合わせた次第です。
ちなみにこのミニケーキは1万ウォン(約688円)でした。日本の感覚で「1000円を切るなら安い」と思われるかもしれませんが、韓国の若者にとってはかなり高級品です。というのも学生の平均時給が5000~6000ウォン(約340~410円)と言われています。これを考慮すると、彼らにとってはかなり高価であることが理解できると思います。学生がふらりと立ち寄れるようなお店ではないですね。
いずれにしてもサンリオファンにとっては、嬉しいお店。機会があれば、訪ねてみてください。弘大のほかにも仁川(インチョン)や新村(シンチョン)にもお店はありますよ。
(文・写真=チャーミー)
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
▼ お店のおすすめメニュー、カフェラテはマスト
▼ メニュー豊富で迷ってしまいます
▼ お店の2階の様子。ピンクを基調にしながらも、暗めの照明で落ち着きを演出
▼ 椅子もキティちゃん。座っていいのかしら? と思ってしまいます
▼ Wi-Fiの利用や落書き禁止の注意書きもキティちゃん
▼ こちらがミニケーキ。キティちゃんの再現度高し!
▼ そしてこちらはカフェラテ
▼ 思い切ってケーキを頂くことにッ! エイッ!!
▼ おいしゅうございました~
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]