「子供がごはんを食べてくれなくて困っている」
このお悩み、記者は知人のパパさんママさんからよく聞きます。たしかに、子供がごはんを食べてくれないと焦ってしまうし、「放っておけばいいや~」というわけにもいかないので、どうにか解決したいものですよね。
そこで今回ご紹介するのが、出資金を募り商品化の手助けをするサイト『camp-fire.jp』に掲載されていたスプーン&フォーク、『EaTheremin(いーてるみん)』。こちらを使って食事をすると、食べ物を口に運ぶたびに、「パクッ」「しゃりしゃり」「がぶり」などと音が鳴るんです! ね、子供が喜びそうでしょ?
ちなみにこちらのアイテムの制作者はなんと、先日『SpeechJammer』という発明品で『イグノーベル賞』を受賞された塚田浩二さん! 本当に、色々とユニークな品を考える方ですねぇ。感心しちゃう!
乾電池のみで動くという『EaTheremin』の仕組みは、次のようなもの。持ち手と先端がそれぞれ別の電極になっているので、食べ物を食べる瞬間に、口と持ち手を介して微弱な電流が流れます。するとスプーンやフォークに差した食べ物の種類や抵抗値に応じて、咀嚼音やテルミン音楽など、多種多様な音を奏でてくれるというわけ。おお、これはおもしろそう!
「デジタル版」と「アナログ盤」、計2種類あるという『EaTheremin』ですが、その違いはズバリ、音。「デジタル版」は、事前にメモリ内にサンプリングされた効果音を食材の抵抗値を元に選択・再生するタイプのもの。「シャクッ」「ガリガリッ」「パクパク」などが、コレですね。
一方「アナログ版」は、食材の抵抗値や食べ方に応じて、テルミン風のサウンドを生成するというタイプのもの。連続的に音が変化するので、より楽器的な感覚が楽しめるのが大きな特徴です。
ただしこちらのアイテム、未だ開発途中の段階。そのため現在完成しているプロトタイプのものは、形状・仕様共に不完全です。しかし今後は、より使いやすい形に改善して、なおかつ防水対策もしていく予定なのだとか(現在発表されているものは完全防水ではありませんが、軽く洗う程度なら問題はないようです)。
『EaTheremin』の支援総額は、現時点で12万9500円(11月14日正午現在)。目標金額は100万円とのことなので、商品化を希望される皆さんは、ぜひ応援してみてはいかがでしょうか。
(文=田端あんじ)
参考元:camp-fire.jp( http://goo.gl/sjsqD )
▼こんな構造になっております
▼で、こうなるわけですね
▼手を繋げば微電流も繋がって流れるため、お子さんやパートナーと「ハイ、あ~ん」「パクッ」なんて楽しみ方もできちゃうのです☆
▼これならきっと子供も大喜び!