事実は小説より奇なり、とはよく言ったものですが、今回ご紹介する事案はまさにそれにぴたりと当てはまるのではないでしょうか。
ある日インターネット上で見つけた、自分そっくりの女性。よくよく調べてみれば、お互い生年月日も出生時の経歴も全く一緒だった……もしかすると、私たち、生き別れた双子の姉妹なのでは!?
そんな「奇跡の再会」としか言いようのない出会い。彼女たちは現在、本格的なDNA鑑定に臨むべく行動を始めており、その経緯をドキュメンタリー作品にすべく、海外サイト『Kickstarter』上で出資者を募っているのだそうです。
事の発端は、ロンドン在住の学生アナイスさんが友人から受けた、「あなたにそっくりの女性がYouTubeの動画に出ている」という言葉でした。気になったアナイスさんは、早速インターネットで動画を検索、するとそこには友人が言った通り、自分にウリふたつの女性が! 女性の名はサマンサさん、彼女はそのときロサンゼルスで女優として活躍していました。
サマンサさんのことをどうしても他人と思えなかったアナイスさんは、早速彼女のプロフィールをチェック。すると驚くべきことに、二人とも全く同じ誕生日1987年11月19日に韓国で生まれており、しかも互いに生まれて間もなく養子に出されていたということが判明したのです。ふむ、たしかにここまで条件が揃ってしまったら、偶然とは考えにくいですよねぇ。
これを機に、アナイスさんはフェイスブックを通じてサマンサさんに接触を試みました。ちなみに彼女たちは、自分に姉妹がいることを知っていたわけではありません。しかしスカイプ等を通じて互いに交流を重ねていくうちに、自分たちが姉妹であることへの確信が高まっていったのです。
今後直接対面し、DNA鑑定を受ける予定だというアナイスさんとサマンサさん。その一部始終、そして養子縁組の問題などに触れたドキュメンタリー作品を制作すべく募集している出資金は、見事目標額を突破した模様。しかしまだまだ継続して受け付けているそうなので、興味のある方はぜひ、サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
(文=田端あんじ)
参考元:Kickstarter
▼二人は幼い頃からウリふたつ!
▼成長した現在ももちろんそっくりです
▼再会のきっかけになった、サマンサさん出演の動画
▼スカイプで会話する二人の姿もも、これまたそっくり!