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予想を遥かに超える悲壮感! 風船でベートーベン『月光ソナタ』を演奏してみた

2013年4月7日

huusen

ベートーベンが世に残した名曲、ピアノソナタ第14番『月光ソナタ』。

今回みなさまにご覧いただくのは、ベートーベン三大ピアノソナタの1曲として知られるこちらの曲を、驚くべきアイテムを用いて演奏している動画、『Beethoven on a Pink Balloon』です。動画はYouTubeで観ることができます。

驚くべきアイテム、それはなんと、風船! 『月光ソナタ』のメインパートを、風船から漏れ出る空気で奏でているのですっ。これがまた、とんでもなく悲壮感に満ちていて、切なくて切なくてたまらなくなるのよね…….いや、みなさんも聴いてみたらわかります。マジで。

そもそも『月光ソナタ』は、ベートーベンが30歳のときに、自身の弟子であり恋人でもあったイタリアの伯爵令嬢ジュリエッタ・グイチャルディ(当時17歳!)に捧げるため、作曲した1曲。

良家の令嬢であるジュリエッタとの身分違いの恋。その苦しみが、風船から奏でられる音色によって、痛いくらいに伝わってきますっ。なんだかピアノで聴くよりも、うんと悲しいような……風船を演奏しているディヴィッドさん、このチョイス、あながち間違ってないかもよ!

聴けばその予想を遥かに超えた悲壮感に、胸を打たれること必須な『Beethoven on a Pink Balloon』。風船も曲調によっては、立派な楽器になるものなんですねぇ。

(文=田端あんじ)

参考元:YouTube

▼そもそも風船でメロディーを奏でることができるってのが、スゴイよね

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