世界は広い。今回みなさまにご紹介するのは、そう思わざるを得なくなる秀逸作品です。
自らを被写体にしファンタジックなセルフポートレート作品を手掛けたのは、アメリカ在住の写真家zevさん、別名fiddle oakさん。
聞いて驚くなかれ、彼はまだ14歳なのですっ! 現時点でこれほどまでにセンス溢れる作品を生みだしてしまうzevさん……ああ、末恐ろしいっ。
「もしも自分がこびとになってしまったら」そんな空想を作品上で実現させた、zevさん。近年の技術向上により、こういった手法はさして目新しいわけではありませんが、構図や透明感のある世界観に、ほとばしる才能を感じずにはいられません。
ときに空を飛び、ときに水の中を泳ぐ。縦横無尽に空想世界を遊びまわるzevさんの夢あふれる作品群は、観るものに澄みきった瑞々しさを存分に感じさせてくれます。
少年の夢の中をそのまま覗いてみているかのようなこのワクワク感は、14歳のzevさんだからこそ、生み出せたものなのかも。さああなたも、将来が期待される若き写真家の、恐るべき才能に触れてみて。
(文=田端あんじ)
参考元:fiddleoak
▼すべてが眩しすぎます