ニューヨーク・マンハッタンに設置されたコロナ・ビールの巨大看板。こちらがここ最近、インターネット上などで「秀逸すぎる!」と話題になっていたみたい。
大学およびプラネタリウムなどの天文学者たちが、月の動きや角度などを綿密に計算。それを元にはじき出された日時に、看板に何かが起きる。それが今回コロナビールによって行われたキャンペーン、『Luna Corona』です。
コロナビールといえば、飲み口に差し込んだ「ライム」がつきもの。もうお気づきでしょうか。そうなんです、この巨大看板、とある日時にのみ「お月さまがコロナビールに突き刺したライムのように見える」広告だったの!
同社のフェイスブックによると、そのときが訪れたのは、ニューヨーク時間の6月14日と15日の夜23時頃。9th Ave & 15th St 付近に設置された看板上の巨大コロナの上に、美しい三日月が見事、ライムのごとく刺さったんですって。へええ、なんだかロマンチック……できることなら生で見たかったわ~!
偶然が生む一瞬が、広告になる。その場に立ち会えただけで一気に幸せ気分になれそうな、秀逸広告アイデアでした。
(文=田端あんじ)