各地で花火大会が開かれ、鮮やかな花火が夏空を彩っています。そんななか海外の花火大会ってどうなの? と思って調べてみたら、さすがは外国、ビックリするようなスケールの花火大会が開かれていました。
それは、動画サイト「YouTube」にアップされているメキシコの花火大会「National Pyrotechnic Festival」です。
この花火大会は、毎年3月にメキシコのTultepecという街で開催されるもの。9日間の日程で、コンサートやダンスパフォーマンス、工芸品のコンテスト、おいしい屋台の出店などさまざまな催しが行われ、なかでも一番の目玉となっているのが花火大会なんだそう。
でも、美しい花火を夜空に打ち上げるというような、いわゆる普通の花火大会とはちょっと違い、「toritos(トリト)」と呼ばれる、花火を取り付けた牛の木枠250台が街中を走り回るというユニークなもの。しかもその花火というのがかわいらしいなんてものではなく、火の粉バチバチで暴れまくる強力なもの。動画にはその様子が収められているのですが、これがすさまじすぎる!! 爆発事故でも起こったのではないかというほど壮絶な光景なのです。
日本人だったら驚いて一目散に逃げ出してしまうような状況ですが、映像をよーく見ると、観客たちはエキサイティング。「キャー」という悲鳴ではなく、「ワーッ」という歓声が響きわたり、toritosを楽しそうに追いかける人の姿も。ところ変われば花火も変わるんだなと、しみじみ文化の違いを感じる映像となっています。
しかし、なぜこんな花火大会が行われるのか。実は、このTultepecという街は、メキシコにおける花火の一大生産地。地元で作った花火を地元で楽しんじゃおうということで、こんなに大胆な花火大会を行っているんだそう。ちょっぴり怖いけど、ほかではなかなか体験できなさそうな「National Pyrotechnic Festival」。気になる方は、その様子を動画サイト「YouTube」でチェックしてみてくださいね。
(文=シナモン)
参照元:YouTube