Twitter上で、ある男性医師の発言が物議を醸しています。その内容とは、「キラキラネームをやめてください」というもの。これに対してTwitter上では、賛同する意見のほか、「病院側の問題なのでは」などのコメントが飛び交っています。
この発言をしたのは、静岡県内の小児救急で活躍する植田育也医師。植田医師は7月30日、次のようにツイートしました。
「キラキラネーム、頼むからやめてください。救急隊から患者情報入電の際、通常使う漢字で、常識的な読みでないと、患者IDを作り間違えます。あとで作り直すと2つIDが出来て、取り違えの危険性が増します。電話で伝わる名前にしてください!!」(Twitterより引用。太字は編集部)
植田医師は、一般的ではない読み方をする漢字をあてたキラキラネームは、一分一秒を争う緊急時の電話口で正確に伝わりにくく、患者IDを作り間違える危険性があることを指摘。
これについて、Twitterユーザーらは次のように反応。
「バイタルの確認がしずらそうですね」
「子供が不憫でしょうがないです」
「正しく名前をやり取りするのに、かなりの余分な時間を消費する事自体が命に関わりそう」
「キラキラネーム云々以前に、システム上の欠陥では?」
「それは病院側が早急に対応すべき問題だと思います」
「これを呟く事で何とかなる問題ではないのでは?」
キラキラネームというのは、どう読むのか分からない難しい漢字や、常識的には考えづらい言葉をあてた名前のこと。例えば、以前の記事でお伝えした「飛哉亜季(ひゃあい)」、「大男(びっぐまん)」、「苺苺苺(みるき)」などです。
迅速な対応が求められているとき、キラキラネームを電話で正確に伝えるのはタイヘンかも。でも、「子どもの名前は親が熟考して付けたもの」だという考え方もあるし、どちらが正しいと一概には言えない問題だわね……。
参照元: Twitter @Ikuya_Ueta, 産経新聞
(文=夢野うさぎ)