子育てに勤しむ多くのママたちが、忙しない日々の中片手間で行っていること、いや行わなければならないこと、それが「搾乳」です。搾乳は定期的にしなければならず、何気に手間のかかる作業らしいの。
未婚の記者にはその苦労がわからないけれど、周囲のママたち曰く、「搾乳器は手動・自動両方存在するけれど、そのほとんどは、使用する際手が離せない!」とのこと。ふむ、子育てだけでなく家事にも大忙しのママたちにとって、この時間、たしかにもったいないと感じてしまうかも……。
【ハンズフリー搾乳ブラ登場!】
そんなママたちの救世主となるべく先日アメリカで登場したのが、お値段およそ3900円、『Hands Free Pumping Bustier(ハンズフリー・パンピング・ビスチェ)』なる商品です。同アイテムは、海外サイト『Simple Wishes』などで購入することができます。
一見普通のブラジャーに見えるこちらの商品、その実態は、ハンズフリー状態で搾乳することができる『搾乳ブラ』なのっ。これは便利!……と思いきや、そう手放しで喜べない事案がひとつ、あるんですよねぇ。
それは、「ブラの先端に哺乳瓶を2つくっつけた」ようにしか見えない、搾乳時のビジュアルの露骨さ。これじゃあお外はおろか、第三者が一緒にいる場合だって、おちおち搾乳できないじゃあないの!
とはいえ「付け心地は良い」「アマゾンレビューで5つ星の高評価を獲得」など、アメリカでの評判は上々なよう。では実際、日本に住み日本で子育てをしている日本人ママさんたちの目には、『搾乳ブラ』はどう映っているのでしょう。というわけで、早速周囲のママさんたちに聞いてみましたよぉっ。
「どうしても時間がない、致し方ない、って状況なら買ってしまうかもしれない。でもこれ以上値段が高くなったら絶対買わない」
「市販の自動搾乳機で十分」
「ハンズフリーだからなんでもできる、って書いてあるけど、胸の先端に哺乳瓶付いてたんじゃ、気になって逆に何もできない気がする」
「哺乳瓶の重みで胸がたれちゃいそうでイヤ」
「牛になった気分になりそう」
「やっぱりこの見た目が気になる……」
そうでしょうそうでしょう、どの意見も納得でございます。搾乳って時間がかかるみたいだし、その間ずーっとこの格好のままじゃあ、やっぱりちょっと、ねぇ。
ママたちの本音から察するに、『搾乳ブラ』が日本で広まる可能性は低いかも? 今後の展開に要注目の商品ですね。
(文=田端あんじ)
参考元:Simple Wishes