Pouch[ポーチ]

スヌーズ、体に悪いんだってよ!! 1回のアラームで起床できるようになる7つの秘策

2014年1月17日

la foto
みなさんは、時計のスヌーズ機能に頼らずに起きていますか? 「あと少し」、「もうちょっと」、「これで最後だから、お願い……」と、地獄の起床時間を先延ばしにできるあの便利な機能です。

記者は完全なスヌーズ機能漬け人間。6時半に起床するために6時に目覚ましをセットして、ダラダラと寝たり起きたりを繰り返し、クタクタになって6時半に起床します。

そう、クタクタなんです、毎朝。メッチャ疲労感あるんです。これ、なんで? と、ふと疑問に思って調べてみたところ、海外サイト「SLEEP JUNKIES」で、脱スヌーズ機能の記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。

スヌーズ機能、どうも体に悪いらしいのです。がびーん。

スヌーズ機能を使って起床するためには、本当に起きなくてはいけないデッドラインよりも前に最初のアラームを鳴らす必要があります。これにより、大切なレム睡眠(浅い睡眠)の時間が奪われてしまうのが疲労感の原因なのだとか。

ここで少し、生物学的なお話しをしましょう。

人は寝ている間、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を90分周期で繰り返します。そして、実際に起きようと意識している起床時間の1時間ほど前になると、脳はコルチゾールというストレスホルモンを放出し、体温を上昇させ、浅い睡眠(レム睡眠)状態へと移行し、脳も体も再起動に向けた準備をします。ここで目覚めると快適な目覚めとなるのですが……

再起動プロセスの途中でアラームが鳴り、起きてスヌーズボタンを押すと、睡眠サイクルが妨げられ、もうレム睡眠に戻ることはできません。つまり、本来この時間帯に行われるべきだった再起動準備を行うことができなくなります。スヌーズ機能でリズムを崩され、朝の疲労感が倍増し、休息感が薄まってしまうのです。ひどい時には、二日酔いのような症状を呈する場合さえあります。

「よし分かった! それならもうスヌーズは使わないよっ。」と思っても、長年連れ添ったスヌーズ機能とサヨナラするのは少々ツライ。そもそも、1回のアラーム音だけで完全起床って自信ないなぁ。という方のために、ここからは一度のアラーム音できっちり起きられる秘策をご紹介します。

【一度のアラーム音できっちり起きる秘策】

秘策1)アラーム時計を手の届かないところに置く
古典的な方法ですが、これはやっぱり効果テキメンです。アラーム時計をベッドから遠い場所に置くと、アラーム音を消すためにベッドから出なくてはいけないわけで、ウロウロしているうちに当然目も覚めるんですね。ハイ。

秘策2)起きた自分へのご褒美を与える
私たちの脳は、ご褒美に敏感に反応します。朝起きたあとに出来る楽しみなご褒美を、何か用意してみましょう。

例えば、
•お気に入りの本を読む。
•電子メール、ツイッター、フェイスブック等をチェックする。
•コンピューターゲームをする。
•夜に食べるのを控えていたケーキを食べる!!

などなど。アラームが鳴ったらすぐに電気をつけて、楽しみなことに5分から10分間脳を没頭させます。その幸せな時間が終わっても、もうベッドに戻ろうという気は失せているハズ。ただし、テレビを見るというのはあまりにも受動的なのでお勧めできません。

秘策3)コーヒーの香りをかぐ
コーヒーを飲まなくても、コーヒーの香りをかぐことで脳の遺伝子が刺激され、眠気が減少するそうです。

タイマー付のコーヒーマシーンをベッドまで香りが届く場所に設置し、起床時間の10分前にタイマーをセットしましょう。コーヒーの香りで気分よく起きられるだけではなく、ベッドから出てすぐにお気に入りのコーヒーを飲めちゃいます。

秘策4)部屋を暖かくする
寒い冬は、暖房のタイマーを起床時間の30分前にセットして部屋を暖めておくと、ベッドから這い出る勇気が最小限で済みます。

秘策5)大音量のアラーム時計を使用する
なかなか起きられない人には少々強引な方法で。大音量のアラーム時計です。大音量に加えて、光を放つフラッシュ機能付きや、バイブレーター機能付もお勧めです。

秘策6)賢いアラーム時計を使う
ご主人様の睡眠状況を感知・記録して、適切な状態の時にアラームを鳴らしてくれるというお利口さんな時計が開発されています。

秘策7)理想的な起床イメージをたたき込む
潜在意識の中に、理想的な起床のイメージをしつこくたたき込む方法です。
「朝きちんと起きよう!」と決めても、放っておくとその意思はだんだん弱くなってしまいます。何度も何度も、そのイメージを脳にたたき込むことが大切です。

【理想的な起床イメージをたたき込む脳トレ】

 1.寝る前の行動パターンをできるだけ正確にイメージする。歯磨き、着替え、など。
 2.目覚ましを5分後にセットし、ベッドに横になり目を閉じる。
 3.可能な限りリラックスし、「今は朝で、自分は寝ている」とイメージする。
 4.アラームが鳴ったら、すぐにアラームを止める。そして深呼吸をし、手足を伸ばし、ベッドから飛び起きる。
 5.起床後にいつも行う行動をイメージする。着替え、メールの確認、朝食の準備、など。
 6.また1からやり直す。この一連の動作を自然にできるようになるまで数日間、繰り返し行う。

1日に2セットを3回から5回。ジムでトレーニングをするようやってみましょう。潜在意識がこの行動パターンを学ぶと、毎朝、苦労なく起きられるようになります。

いかがでしたか? 記者はこの記事の執筆を始めてから数日間、スヌーズ機能の使用をストップしていますが、確かに体調いいです! ずっと気になっていた水素サプリを飲み始めたのも数日前だからそのせいかもしれないけど……いやいや、そんなことはありません。スヌーズを止めたおかげです。絶対。

たかが睡眠、されど睡眠。毎朝スッキリ目覚めて、楽しい一日を過ごしましょうネ。

(写真・文=中野麦子)
参照元=SLEEP JUNKIES

モバイルバージョンを終了