火鍋、あったまりますよねー! 「寒いから火鍋でも食べにいこうかなー。」と2日に1回はそう思ってしまうほど、今年は寒いですね。先日火鍋の店を検索していたら、見つけてしまったのです。「ベルサイユの火鍋城」というお店を。
なんじゃこりゃ! なぜにベルサイユで火鍋なの? ベルサイユ城なの? 「ベルサイユのばら」なの? 謎が深まりましたので、行ってみましたよ!
【ランチタイムに行ってみた】
行ってみたのはランチタイム。お店は渋谷駅からほど近く、寒くても耐えられる範囲です。お店にたどり着くと、外見からしてベルサイユ。ベルサイユのばらの方。ベルサイユ風の模様がお店を囲んでおります。周りとのギャップがすごい。
【ロココ調の店内】
店内に入ると……、要所要所でベルサイユ風。お店は白を基調とした清潔な感じで、あちこちにロココ調の飾りがついています。天井のファンの羽には薔薇の模様つき。
【「ベルシ油の火鍋城のランチ」と「回鍋肉定食」を注文】
これは……火鍋の中にワインとか、雉(きじ)肉とか入ってたらどうしよう……? それだともはや、火鍋じゃなくなっちゃうんですけど……。そんな心配もしつつ、おそるおそる「ベルサイユの火鍋城のランチ(1,000円)」を注文してみました。万が一、火鍋が恐ろしいベルサイユっぷりで日本人庶民な私にはムリだった時のために、回鍋肉定食(1,000円)も頼んでみた。ていうか、なんでベルサイユで回鍋肉定食なん!?
【美味しくなかったらギロチンよ!】
こんなベルサイユっぷりで火鍋がベルサイユ風じゃなかったり、本格的な火鍋の場合はおいしくなかったりしたらギロチンよ! 「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない!」みたいに、「フレンチがなければ、火鍋を食べればいいじゃない!」ってマリー・アントワネット様がおっしゃっている姿を想像するようなおかしなテンションで待つこと数分。
【まあ、見た目はごく普通の火鍋と回鍋肉】
出てきたのは、おなじみの太陰大極図を模した火鍋用のお鍋にお野菜たっぷり、豚肉、ご飯、漬け物、サラダバーに飲み物、デザートのライチ。とってもとっても一般的な火鍋です。回鍋肉定食の方も回鍋肉に転身、山芋と鶏肉の和え物にスープ、ご飯、漬け物、サラダバーに飲み物、デザートのライチ。
【本格的な中華でした】
本格的な中華じゃないの! そしたら、おいしくなかったらギロチンコースよ! 食べてみると、スパイスたっぷりの本格的な中華のお味。おいしいです! 中華としておいしいです! 店員さんによると、オーナーさんは元々、本格中華の高級店を経営していた方。その後北京に移り住み、帰国してこの店を作ったとのこと。北京風の味付けですが、四川風にピリ辛にしているんですって。
【オーナーが宝塚の大ファン】
「なぜに、ベルサイユなんですか……?」疑問に思ったので店員さんに聞いてみたところ、「オーナーが宝塚の大ファンなんです!」とのこと。お客さんも宝塚ファンが多く、ときには男役のようなお客さんが来たり、お客さん同士でちょっと交流があったりすることもあるんですって。
中華料理に長年関わってきたから中華料理のお店で、大ファンだから宝塚の代表作品「ベルサイユのばら」をイメージしちゃったわけですね。そういう素直な感じ、嫌いじゃないです。むしろ好きです。イメージの統一とか言って、半端なフレンチを出したりされるよりもよっぽど好きです。
火鍋はお野菜もお肉もたっぷりあって、スパイスのおかげで体ぽかぽか! 回鍋肉も本格的なお味で、普通に中華料理店として満足できます。ランチに一人でも火鍋ができるのもいいよね。
ヅカファンの皆さん、火鍋好きな皆さんはぜひ行ってみてはいかがでしょうか? 指先までぽっかぽかになっちゃいますよ!
■お店情報
店名:ベルサイユの火鍋城
住所:東京都渋谷区道玄坂1-6-8 1F
最寄り駅:渋谷駅(JR渋谷駅より徒歩2分)
(取材・写真・文=山川ほたる)
▼火鍋ランチ。本格的な中華です!▼
▼回鍋肉定食も、本格的な中華!▼
▼お野菜とお肉はたっぷり!▼
▼店内はロココ調の装飾がたくさん▼
▼動いているからぶれたけど、ファンには薔薇の透かし彫りが入ってます。▼
▼トイレの壁紙だってロココ調!▼
▼店内には宝塚のポスターも。▼
▼ベルサイユ風で目立ってます。▼
▼ちなみに地図はコチラ