以前当サイトでお伝えした、キノコのようなビジュアルが妖しくも美しい、水滴アート。
フォトショップなど修正は一切なし、カメラやコマ撮りしてくれる特殊な機材『タイムマシン』、あとは水滴撮影用の機材『ドリップキッド』、そして着色料のみで制作された作品に魅了されてしまったという方も少なくないのでは?
そんな水滴アートにぞっこん惚れこんでしまったアーティストが、もうひとり。以前ご紹介したのは女性でしたが今度は男性、ドイツに住む写真家Markus Reugelsさんの作品を、本日はみなさまにご覧いただきたいと思います。
Reugelsさんが撮影の際に気をつけていることは、照明、水面付近の気流、そして色の組み合わせ。
高速度カメラ、さらには間近に舞う細かな埃を自動的に処理してくれるというソフトウェアのみを使用して、この世にふたつとない芸術品が生まれる瞬間を、彼は息をのんで見守っているのだとか。ちなみにこのソフトウェア、色やトーンなども自動処理してくれるんですって。
しかし微調整しているのは色だけ、水滴アートの要(かなめ)ともいえる「かたち」は、まったくの自然の産物だというのだから、改めてびっくり。その作ろうと思っても作ることができない独特の形状、美しさを前に、もうため息しか出ません。はああ。
いつまで見ていても飽きることはなく、それどころかどんどんその魅力にハマっていってしまう、Reugelsさんの水滴アート。水が見せてくれる様々な表情に、あなたもどっぷり浸ってみて。
参考元:Markus Reugels
(文=田端あんじ)