みんな聞いてー! 以前当サイトでご紹介したディズニープリンセス・ミュージカル風動画シリーズに、新作が登場したよぉー!
動画サイトYouTubeに投稿されていたのは、白雪姫やシンデレラ、『リトルマーメイド』のアリエルらいつものプリンセス軍団に、ニューフェイス『アナと雪の女王』のエルサが加わった動画『Frozen(フローズン)』。
プリンセスたちが嬉々として王子様について語る中、ひとりクールなのがエルサたん。
「どうしてみんな王子様の話ばっかするのかしら!?」「王子様に頼らず自分がヒーローになればいいのに!」と、若干ご立腹の様子です。エルサたん、自立してますね。まるで現代に生きる女性たちの声を、代弁しているかのようにすら聞こえますね。でもさすがに「男なんて必要ないわ」は、言い過ぎなのではないでしょうか。
その後もエルサたん、シンデレラには「小さい足であんたラッキーだったわね」、『眠れる森の美女』のオーロラ姫には「甘やかされたガキが」(ひどい)と毒づき続けます。
あげく『美女と野獣』のベルには「あんたストックホルム症候群(犯罪被害者が犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くこと)なんじゃないの」などと、チクリチクリ。エルサたん、自立した女性というより、これじゃあ小姑そのものですっ。いくらなんでもあんまりですってばぁ!
でもね、エルサたんのヒステリックな主張を黙って聞いていたプリンセスたちは、怒るのかと思いきや「だけど恋に落ちるって、愛し合うって、本当に素晴らしいことよ」と優しく諭すのです。さすが、余裕のある女は違う! これはもう完全に、エルサたんの負けなのでは!?
と思いきや、またここで展開は一転。実はプリンセスたちも、大人しくて王子様に頼るばかりの「既存のプリンセス像」というものに辟易していたことが判明したのですっ。
「幸せは自分の手で掴むもの」、という点で互いの主張が一致したのでしょうね。というかディズニープリンセスたちって、みんな自分の意思で動いたからこそ、幸せを手にしているんだもんねぇ。ずっと眠っていたオーロラ姫は、別だけども。
最終的にはエルサたんを中心にして、「男なんて必要ないわ~」と声高らかに歌い上げるプリンセスたち(さっきまでノロけていたのに!)。ディズニー映画の主役となるプリンセスたちが、時代と共にどんどん強くたくましくなっていく様子を、如実に表した新作動画は、一見の価値アリですわよ。
参考元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch