12時間延々、薪が燃える様子をノーカットで放送。あるいは釣りをする様子や編み物をする様子、船旅の様子を、やはりノーカットで放送する番組「スローテレビ」。
このような、真のリアリティー番組ともいえる作品を制作し続けているテレビ局、それがノルウェーの『nrk』です。
先日当サイトでご紹介した「野生の鳥さんやリスさんがミニチュアセットを訪れる様子をそのまま撮影する」という企画も然りですが、とにかくのんびり、テレビ特有の前のめり感が一切ないところが、同テレビ局の持ち味といえましょう。
しかし、です。彼らが本気を出したら、とにかくすんごいらしいの。1814年に調印されたノルウェー憲法、その200周年を記念し制作したという大規模プロジェクションマッピングを観たら、アナタもその意味がよ~くわかるはず……!
会場となったのは、憲法の調印場所であるマナーハウス(貴族の邸宅の意)、『Eidsvollsbygningen』。そこに詰めかけた6000人、そしてテレビの前の視聴者80万人の前に映し出されたのは、見慣れた建物がめまぐるしく、次から次へと変貌してゆく姿。
一面緑が生い茂ったかと思えば、次の瞬間、壁をぶち破って電車が通過。かと思えば一転、壁一面に並べられた本が空を飛び交う、幻想的な場面に早変わり。まるで夢でも見ているかのようなその光景に、思わず息をのんでしまうこと必至なの。
『nrk』の底力を垣間見ることができる、ド迫力映像は必見。同局の普段のテイストからは想像もつかない攻めっぷりを、それではとくとご覧くださいませ~!
参考元:NRKbeta
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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