前回、秋葉原の100円居酒屋「百飲」を紹介しました。その後「板橋にも100円居酒屋があるぞ!」とありがたいタレコミをゲットした記者。激安居酒屋ハンターの血が騒ぐのを抑えられず、早速調査に向かいました。
最寄り駅はJR板橋駅。7~8分ほどでしょうか。トボトボとさびしい道を歩き、住宅街の中でいよいよ不安になったところに突如「飲み物食べ物な~んでも100円居酒屋」の文言とともに怪しく光る看板が出現。
ここが、板橋界隈でブイブイ言わせている激安居酒屋の「SHOWA」です。立ち飲みも良し、座ってまったり飲むも良し、お好みで。2階は主に宴会などの場面で。いかにも老舗らしい内装ですが、旧店名の「昭和」から英語表記にしたことで、最近は若いお客さんも増えたとか。
【まずチケットを買います】
入店したら、奥のカウンターで10枚綴りのチケットを1000円で購入します。その後は飲み物にせよ食べ物にせよ、必要な分のチケットを都度破いて店員さんに渡すというシンプルな仕組み。
チケット制って、店には「小銭の管理をしなくてよい」や「売上が1000円単位になる」、さらに「余ったチケットが再訪を促す」といったメリットがありますね。客とて小銭をジャラジャラさせるよりもチケットをビリッと破る方が、気楽に酔える気がします。
【お好み焼き・イカげそ・牛すき焼き……料理はざっと30種類ほど!】
料理の品ぞろえは良いです。カウンター横の冷蔵ケースにはサラダや塩辛、マリネなどが陳列され、その他の棚にはお好み焼きや牛すき焼きなどの大物が並びます。好きなものをカウンターに持っていきチケットと交換しましょう。
料理の多くは調理済みで、そのまま食べても良し電子レンジでチンしても良しですが、中には自分で牡蠣を取ってお店の人に焼いてもらう焼き牡蠣(3個で200円)も。あ、ピリ辛に味付けされたサンマも焼いてもらえます。
「牡蠣の食感は最高潮にプリップリ! 酒に合う!」
焼き牡蠣、これだけ安いのに文句なしに美味しいです! 見渡すと、結構食べている人が多かったですよ。「SHOWA」においては、すべからく牡蠣を食すべし。
では、この日の料理のラインナップの一部をどうぞ。
→ 肉じゃが・ぬか漬けきゅうり・厚揚げ・ポテト明太子サラダ・げそ唐揚げ・お好み焼き・しらすおろし・イカマリネ・牛すき焼き・もつ煮込み・麻婆ナス・コロッケ・ピリ辛サンマ・串物(かしら/タン/レバー/ねぎま/つくね各2本で100円)・餃子(5個で100円)・焼き牡蠣(3個で200円)
※無くなり次第終了なので、遅い訪問だともっと少ないかも。特に串物は人気で18時にはなくなってしまうこともあるので注意。
【お酒の種類も豊富!】
お酒はシングルならすべて100円です。個人差もあると思いますが、少々お酒が薄いかな? と感じる人もいるかも。物足りない場合は200円でダブルを選んでも良いかもしれません。グラスビールは100円、ジョッキビールは200円です。
記者はまずレモンサワーからスタート。わたし、今日もお疲れ。乾杯。
お酒のラインナップをどうぞ。
→サワー各種・カクテル各種・ワイン・電気ブラン・焼酎(黒霧島はじめ6種)・日本酒(八海山はじめ7種)
【1000円でお腹がはち切れるかってぐらい飲み食いしてきました!】
1000円のうち400円を料理3品(しらすおろし・焼き牡蠣3個・コロッケ2個)に、600円をお酒6杯〈レモンサワー・梅酒・ジントニック)に使い、記者の満腹中枢は崩壊。なんでこんな日にジーンズ履いてきたんだ。さてさて、記者はチケットを使い切りましたが、もし余ってもご安心を。「無期限」だそうです。
(まとめ)
手作り料理って家庭の味でいいですねぇ。対応してくれるお母さんの感じを見ても、友達の家に遊びに行ったときのあの懐かしい感じがしました。また、100円だからといって量をケチるなんてことはなく、むしろ太っ腹サービス! 客層はさまざまで、常連さんから若いサラリーマンの方やカップルもいて、ウェルカムな雰囲気が心地よいですねぇ。
板橋の100円オアシス「SHOWA」、おすすめです。
「SHOWA」
東京都北区滝野川6-47-3
03-3576-6266
17:00~翌0:30
日祝休み
取材・撮影・執筆=井上こん(c)Pouch
▼お好み焼きは焼き直してソースや青のりをかけてくれるそう
▼じゃがいもがゴロゴロ入った特大コロッケも2個100円という熱血価格
▼チケットは残り3枚。もう全部お酒に使ってしまうぞ
▼記者「もうやめて! 記者のライフは2よ!」
▼面倒なので2杯持ってきました。おや、グラスがシャレオツじゃございませんか