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【オレたち花の氷河期組】超氷河期世代が経験した就職活動あるある30

2014年3月31日

hatoko
私(記者)とPouchめる編集長は同年代。2000年前後に大学を卒業した、いわゆる就職氷河期世代。先日、就職活動のころの思い出話をしていて「そうだったよねー」「わかるわかるー」と懐かしくなってしまったので、今回はそんな当時のあるあるをふり返ってみようかと思います。

就職氷河期世代が経験した就職活動あるある30、ではどうぞ。

1、企業の説明会にエントリーするため、エントリー開始日にパソコンの前に貼りついて待つ
2、しかし、インターネット初期のころでとにかくパソコンの動作が遅い。企業の説明会エントリーにアクセスが集中しすぎてピーーーーガーーーーーと画面がフリーズ
3、なんとか説明会の日を選んで名前や住所を入力するも、その途中でまたまたピーーーーガーーーーーと画面がフリーズ
4、入社説明会にどこからこんなに人が集まってくるのか。ここから採用数名ってどんな無理ゲーですか
5、100人規模で採用していた新入社員がなぜか数年前からヒト桁台の採用に
6、来年度採用ゼロの会社も多数……チャンスすらない
7、実家暮らしじゃないと採用しないってそれってどういう差別なのか
8、面接帰りに意識高い系男子と一緒の電車で帰る苦痛
9、しかし次の二次面接に意識高い系男子の姿がなく密かにスッキリ
10、就職で苦労をしなかった親と話が合わない
11、携帯が鳴るとビクッ
12、「バブルの頃って◯◯だったらしいよ」という都市伝説
13、大手企業、複数内定当たり前のバブル世代がうらやましい
14、学生接待&囲い込みだったらしいというバブル世代がうらやましい通り越して怒りすらわく
15、冷静に考えれば超ブラック企業なのに説明会にものすごい人数の学生が来る
16、冷静に考えれば超ブラック企業なのに内定に目がくらんでなんかよさげに思えてくる
17、一緒にがんばっていた友人がある日「パパのコネ」という最強必殺技を持ち出しあっさり就職戦線から離脱
18、一緒にがんばっていた友人がある日「彼氏と結婚」という永久就職決まる
19、永久就職のアテがない自分は一人で生き抜かなくてはいけぬ、との思いを強くする
20、何十社受けてももちろん交通費など出ない。就職活動してお金が減るってなんなん……
21、大学の就職課ってなんなんだろう……
22、6月になっても内定出ない
23、9月になっても内定出ない
24、連日、会社周りをしているうちにだんだんと自分が何をやっているのかわからなくなる
25、内定するか死ぬか。フリーターなどという選択肢はない、ぐらいな気持ちになってくる
26、もう夢は見ない
27、もう期待しない
28、野武士のような目つきになる
29、最終面接まで行くも、精神をジワジワ病ませるような圧迫面接
30、そんな時期を超えたからこその雑草魂

こうしてつかんだ採用通知。その後、同じ会社で10年以上働き、今や中堅としてがんばる皆さんもいれば、違う会社に転職したり会社に属することをやめている皆さんもいるでしょう。けれど、働くことについてあれだけ真剣に考えた経験は自分たちにとって大きな糧となりましたよね! そう考えれば、就職氷河期でむしろよかったかも!? いや、よくないかもだけど、そう思いたい……。

数年前にいったん買い手市場になった就職状況も、またここ数年は氷河期の再来という状況のようです。今年もまた始まる就職活動のシーズン。学生の皆さんの就職戦線に幸あらんことを願います!

執筆=鷺ノ宮やよい/ 画像=Pouch編集部・モデル=ハトコ (c) Pouch

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