自分を自分で撮影する、「自撮り」と呼ばれる行為。
撮った写真を自分自身で見て楽しむ方もむろんいらっしゃるでしょうが、大方は誰かに見せるために、それらを撮影しているものと思われます。あなただって、きっとそうでしょう?
SNSが広く普及したことも手伝って、自撮り写真をツイッターやフェイスブックにアップ、次の日にはその写真が世界中に広まっていた、なんてことも珍しくはない。そんな昨今だからこそ、みなさんにぜひ、ご覧いただきたい広告があるのです。
海外サイト『Ads of the World』に掲載されていたのは、洗面台の前に立ち自らのヌードを自撮り、すぐさま彼氏と思われる男性に、その写真を送信する女性の姿。一方彼氏はというと、突如送られてきた彼女のセクシーな姿に、思わずにやにや。とまあ、ひとまずここまでは良しとしましょう。
さて、彼氏の後ろに目をやると、そこにいたのは、ずらーっと連なった人・人・人。揃いも揃って、みんなスマホに釘付けになっております。……みなさん、この広告が一体なにを伝えようとしているのか、もうおわかりですね?
こちらはブラジルの市民団体『Safernet Brasil』が、インターネットの危険性に警鐘を鳴らすべく制作したという広告。
「The internet can’t keep a secret. Keep your privacy offline.(インターネットは秘密を守ることができません。プライバシーはオフラインにしておきなさい)」
ふたりだけの秘密であるべき写真が、なにかのきっかけでインターネット上に拡散、気がつけば誰もが閲覧できる状態にまでなってしまっていた。そんな状況を想像させる写真、またそこに添えられていたこの言葉に、背筋が冷やりとした方も少なくないのではないでしょうか。
無防備になりすぎないこと。これもまた、自分の身を守るための術。この広告が示す状況に身に覚えがあるという方もそうでない方も、情報漏えいには、どうかくれぐれもご注意を。
参考元:Ads of the World
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼インターネットこわい……