Pouch[ポーチ]

1900年(明治44年)パリ万博のモノクロ写真をカラーに修正! 当時の臨場感がめちゃリアルに伝わってきてスゴイ!!

2014年4月18日

paris16
デジタル技術の進歩によって、昔のモノクロ写真もカラーに修正できるようになった現代。白黒でしか見ることができなかった写真も、カラーで見るとまた新鮮な驚きや感動があるものです。

今回、海外サイト「vintage everyday」からご紹介するのは、1900年に開催されたパリ万国博覧会のカラー写真。もとは白黒だったものをカラーに色付けしたことで、より当時の雰囲気を感じ取ることができるようになっています。

なに……これが今から100年以上も前だと……? かなり近代的じゃないかよぉーーーーっ!!

石畳が敷かれ街灯が並ぶ整備された街並みに、セーヌ川両岸を結ぶために架けられたアレクサンドル3世橋。遠くのほうには観覧車も見えますね。動く歩道や会場内を走る電車のほか、前年の1889年に完成したエッフェル塔に設置されたエスカレーターなど、最先端のハイテクノロジーも大きな話題に。アート方面ではアール・ヌーヴォー的な展示物が多く見られ、まさに芸術、産業、技術の世界的な見本市として過去最大となる4700万人もの来場を記録したといいます。

写真を見ていると、なんだかその盛況ぶりが伝わってくるようじゃないですか?

ちなみに、1900年というと日本では明治44年。日本もこのパリ万博に法隆寺金堂風の日本館を建設して参加。何を考えたか(?)古美術品だけでなく芸者も出展したそうな! しかも、その芸者にひとめ惚れした青年がプロポーズを申し出たとか……何それ、ホント!?

他にも、ロンドン留学中の夏目漱石も見物に訪れてたというのも面白い。そこで世界の最先端を目の当たりにしたのも、彼がのちのちノイローゼになった一因だったりして!?

こうしたイマジネーションがどんどん広がっちゃうのも、写真がカラーによるところってすごく大きい! 当時にタイムスリップしてしまったかのような臨場感を楽しめるカラー写真の数々。ぜひみなさんも見て、1900年当時のパリ万博の雰囲気に浸ってみて。

参照元:vintage everyday
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

▼カラーで色付けした1900年パリ万博の写真たち







































▼【おまけ】動画で見る1900年のパリ万博

モバイルバージョンを終了