カナダ出身の人気シンガー・ソングライター、アヴリル・ラヴィーン。
2002年のアルバム『Let Go(レット・ゴー)』で鮮烈なデビューを果たしたとき、彼女は弱冠17歳。パンクでヤンチャな女のコだったアヴリルも、結婚して離婚して再婚して、気づけば現在29歳。大人の魅力あふれるレディへと成長しました。
そんなアヴリル・ラヴィーンが、「Hello Kitty(ハロー・キティ)」という楽曲のミュージック・ビデオを先日公開しました。えええっ、いきなりキティちゃんの曲? って驚いてしまいますが、これは昨年11月に発売したアルバム『Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)』に入っていたもの。そして、このPVがまたカッコイイともダサいともなんとも判断つけがたいウルトラ微妙な味わいを醸しだしており、ファンの間に困惑が広がっているのです。
一体、どうしたアヴリルーーーッ!?
このミュージック・ビデオ、3月下旬に原宿や渋谷で撮影されたばかりのもの。大の日本好きを公言するアヴリルだけあって、ロボットっぽい日本人ダンサーズと踊りまくったり、「ミンナ・サイコー・アリガト」「カ・カ・カ・カワイイッ!」と日本語で歌ったり。東京の「Cawaii」が詰まってて、これはアヴリルファンにはたまらないぞーーーっ!!
……と思いきや。動画のコメント欄には称賛の声もあるものの、かつて人気を博したパンクでロックな路線とはまったく違うスタイルに戸惑いや失望の声も多くあがっていて、賛否両論となっている様子。いくつか抜粋して訳すと、
「アヴリル、どうしちゃったの?」
「以前のような曲に戻ってくれ。これはひどいよ」
「12年前のアヴリルがこれ見たら、自○したいだろうね」
「アヴリルのこと大好きだったけど、この曲は私の中の彼女のイメージを壊しただけ」
などなど。中には「日本を偏ったイメージで決めつけてて人種差別的」だなんて言う人まで。そりゃそうだよ、老若男女日本人全員が「Cawaii」わけないだろうが! もうー、海外の人たちってすぐにそんなふうに騒ぎ出すんだから、やあねーえ。……って、別の動画サイトでは日本人たちも「日本バカにしてんの?」「ジャパニーズカルチャーブームに乗っかって稼ごうとして!」的なコメントしてるし!
ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃない! アヴリルは純粋にキティちゃん&日本が大好きなだけなんです! たぶんそう、絶対そう。でなきゃ、世界的人気を誇るシンガー・ソングライターがあんな珍妙なダンスをあそこまで吹っ切ってノリノリで踊れると思いますか!?
アヴリルはいったいどこに向かっているのか……彼女の動向には今後も注目したいところ。話題騒然の「ハロー・キティ」動画は参照元のリンクからどうぞ。
参照元:YouTube
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼とはいえギターを持つとカッチリはまるのです
▼渋谷・宮下公園からのショット。別シーンではタワレコが映り込んでます
▼ミンナ・サイコー・アリガト、カ・カ・カ・カワイイッ!!
▼原宿竹下通りの「キャンディー・ア・ゴー・ゴー」でやんちゃしてます
▼「ハロー・キティ」の曲のイメージは「カラフルな街、TOKYO!」。
▼お寿司食べるよ! だって日本大好きだもん! てかなんで焼酎「しろ」なの
▼きゃーきゃーお寿司! きゃーきゃーきゃー♪
▼【動画】アヴリル・ラヴィーン「ハロー・キティ」