デンマーク、コペンハーゲンの街の中心に佇む、巨大なビール瓶……って、ビール瓶!?
高さにして26メートル、一瞬目を疑う光景ですが、建物の合間を縫ってデデーンとそびえたっているのは、どこからどう見ようとも紛れもなくビール瓶。
でもね、コレはもちろん、本物のビール瓶ではないの。海外サイト「WHEN ON EARTH」が報じるところによれば、こちらはデンマークのビール「ツボルグ(Tuborg)」を模して作られた展望台、「ツボルグフラスケン(Tuborgflasken)」とのこと。
さかのぼること1888年、当時開催された農業とアートにまつわるエキシビジョンのため建てられた、歴史ある建造物なんですって。デンマークで初めて、屋内エレベーターが設置された建物としてもまた、有名みたい。
現在ではメンテナンスがしやすいようエレベーターは排除され、螺旋階段のみに。外壁も丈夫なファイバーグラスへと、リニューアルされたのだそう。ちなみに展望台の中へ実際ビールを注いだと仮定したら、量にしておよそ150万本分にもなるらしいですよ。多っ!
なんてことのない日常の風景に、突如そびえたつビール瓶が、どことなくユーモラス。デンマークを訪れる機会があればぜひ近くで、現物を見てみたいものですね。
参考元:WHEN ON EARTH
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼しっかしデカイですねぇ……
▼100年以上も前からあるということにビックリ!