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【ひと夏のかき氷】話題の「天然氷」を使用したかき氷に挑戦! 今までのかき氷とは全てが違うその真相とは…?

2014年6月3日

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天気予報に30度以上が目立つようになってきました。もうすぐ夏がくるのですね〜。ということで、今回は夏の風物詩でもある「かき氷」をご紹介しようと思います。

あ、ただのかき氷じゃないですよ。冬からじっくり氷続けた「天然氷」を使ったかき氷なのです!

天然氷は、冬場に作った氷を「氷室(ひむろ)」に貯蔵し夏を待ちます。昭和初期には、全国に100軒近くの氷室がありましたが、現在残るのは5軒のみ。その5軒のうち3軒が日光市にあるのです! さっそく天然氷のメッカ、栃木県・日光の天然氷のかき氷をご紹介しようと思います。

■見た目が違いすぎて衝撃を受けた

日光東照宮入口・天海銅像の近く。青いのれんに「氷」の文字が書かれている、あさやレストハウスというお店を発見。さらに天然氷の証明である、「日光・天然氷のかき氷・四代目徳次郎」のノボリまであります。

さっそく入店し、那須産ブルーベリー味(500円)を注文。登場したかき氷をみて驚愕! こここ、これは……わ、わたあめやぁああああ! 色は白色で見た目がふわっとしており、とっても柔らかそう。


■今までのかき氷から卒業宣言したくなるくらい美味い!

かき氷をスプーンですくってみると……この感覚はまるで雪。かき氷ならではのシャリシャリ感がなく、さっくりしております。そしてお味ですが、とってもまろやか〜。「シャリシャリ」ではなく「ふわふわ」。そしてかき氷にかかっている、那須産のブルーベリーのタレが、これまたジューシー。まろやかなかき氷と解け合って、非常に合います。

■頭キーンとならない!?

ところで、かき氷の醍醐味(?)「頭がキーン!」が起こる理由ですが、冷たさによる刺激が強すぎて三叉神経から脳への感覚信号の伝達が混乱し、冷たさを痛みとして錯覚してしまうからだとされています。

が、しかし、天然氷のかき氷は食べた瞬間「冷た!」という印象がほとんどありません。天然氷はゆっくり冷却し氷を成長させるため、氷の結晶が大きい。そのため削っても結晶は細かくならず、溶けにくくなるのです。なので「溶けちゃう溶けちゃう!」って焦らなくても味わって食べられる。さらに食べる際には適度に空気を含んだ氷なので、口腔内を急激に冷やすことがないのだそうです。

さて今回ご紹介しました、日光の天然氷のかき氷。刺激的な一夏の恋をするよりも、今までに体験したことのない、柔らかで甘い天然かき氷に身をゆだねてみちゃうのもいいのでは。

店舗情報:「あさやレストハウス」
住所: 栃木県日光市上鉢石町1111
電話番号:0288-54-0605
営業時間 9:00~18:00
かき氷提供期間予定:5月15日~11月15日

取材・撮影・執筆=百村モモ (c) Pouch

▼お店は日光東照宮入口・天海銅像の後ろにあります

▼ふわっとしてる天然氷のかき氷

▼かき氷に染み込んでいくブルベリーシロップたまらん!

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