ご当地ならではの旨いものを食べたい―――。
そう思っても、実際に地方に足を運ぶとなるとなかなか難しいんですよね。そんな東京人にうってつけなのが、ご当地のあらゆる名産品が揃う「アンテナショップ」。このコーナーでは、筆者がアンテナショップを巡り、毎回“東京にいながらにして食べられる全国の旨いもの”を紹介していきます。
第1回目に取り上げるのは、広島県は宮島の「牡蠣カレー」(600円・税抜)。アンテナショップ激戦区の有楽町・交通会館内にある「むらからまちから館」で購入。
◆演者は牡蠣のみ、と直球勝負だぞ!!◆
実際にお皿に盛ってみてびっくり。いやね、実は正直「レトルトの牡蠣」にそこまで期待していなかったんですよ。ほら、レトルトカレーといえばお情け程度にしかお肉が入っていないことが多いですから。今回もそうだろうと思ったのですが、ところがどっこい!!! レトルトとは思えないほど立派な牡蠣が4つも入っているじゃありませんか!!! 5センチはありますぜ、これ。ブラボー!!!
さぁて玉ねぎや人参はどんなもんだ、と思いきや……ない! 牡蠣以外入っていないでござる! なるほど、牡蠣オンリーで勝負する気なのだな。(実際は玉ねぎや生姜などがピューレ状になっているようです)
◆濃厚な牡蠣の香りに、食べる前からよだれもん!!◆
実食。明るめの茶色のルーはさらっとした感じ。ぷりぷりの牡蠣からあふれ出た濃厚エキスとココナッツのまろやかさが互いに絡み合い、絶妙なコンビネーションです。また、ココナッツのマイルドな口当たりのあとに残る複雑なスパイスがほどよくピリピリと口内を刺激し、癖になります。うんまぁぁぁぁぁ!!!
そして、何より特徴的なのが牡蠣の香りです。日頃よくシーフードカレーを食べる筆者もびっくりするほど濃厚な牡蠣スメル!!!! 牡蠣四人衆がエロチックに誘ってくるのでご注意。
◆ネットでも購入可能◆
「どうしても牡蠣カレーを食べたいけれど、アンテナショップでさえ行くのが面倒だ!!!」という人もいるでしょう。調べてみたところ、ネット上でも購入できるので、ぜひお試しあれ。
購入元:http://murakara.shokokai.or.jp/
撮影・執筆=井上こん(c)Pouch
▼騙す気はないが騙されたつもりで食べてみてほしい
▼筆者はリピート確定である