ここ日本で殺処分される犬と猫は、年間およそ16万頭(2012年調べ)にもおよびます。
これだけでも相当な数ですが、10年前にあたる2004年時の殺処分数はその2倍以上、およそ39万5千頭。国の取り組みもあって、数字だけ見れば、命を落とす犬や猫の数はずいぶんと減りました。しかしそれでも今なお、保護されることなく残念な結果へと追いやられる動物たちは後を絶たないのです。
そんな現状を少しでも改善すべく、株式会社「ビルテック」が立ちあげたのが、「バディコーヒー」。
こちらで販売されているコーヒーを購入することで、そのお金の一部が犬や猫の里親募集、また捨て犬や捨て猫の保護シェルター設立といった活動などに当てられる、とのこと。
動物愛護に即貢献できるとして、今年4月の販売開始から2カ月ほどしか経っていないにもかかわらず、多くの雑誌および著名人たちに取り上げられ、注目度が高まりつつあるみたい。ちなみにこういった取り組みは、日本初(同社調べ)なのだそうですよ。
スタイリッシュなパッケージに入ったドリップタイプのコーヒー、よく見るとそこには犬猫の殺処分について、さらには「里親制度を広めましょう」というメッセージが。
「バディコーヒー」は、こういった動物愛護の啓蒙活動をも並行して行っていくことにより、「里親制度をたくさんの人に知ってもらえる」「シェルター設立のための基金がたまる」「企業の価値が高まる」といったことを同時に成し得る、いわば「ウィンウィン」のビジネスモデルを確立させていきたいと考えているのだそうです。
「コーヒー1杯で犬や猫たちを救えたらいいのに」犬猫好きが集まって出たこの何気ない話題が、「バディコーヒー」の原点。商品は同社ホームページより購入することができるので、気になった方はぜひ、チェックしてみてはいかがでしょうか。
参考元:Buddy Coffee 、Buddy Coffeeフェイスブック
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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