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【奇跡の合作】2歳半になる娘の絵にママが手を加えたらスゴイ芸術品になったでござる

2014年9月10日

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自分が幼い頃に描いた絵を覚えている方、あるいはお子さんがいらっしゃる方はよくわかると思いますが、子供が描く絵って、本当に独創的

特に2歳から3歳頃の子供が描く、線や円しかない、「抽象的にもほどがある!」といった絵。もうあそこまでいくと芸術ですよね。唯一無二、大人が決してマネできない、混じりっ気なしの無垢な芸術品、とでも言いましょうか。

本日みなさまにご覧いただくのは、そういった絵にインスピレーションを得たひとりの女性アーティストの作品。もっと正確に言うならば、彼女が、彼女の娘さんの絵からインスパイアされ、ほんの少し手を加えた「合作」作品です

人間の心の機微やそこで生まれる葛藤を、長らく絵として表現してきた、カナダ・トロント在住のラス・オースターマンさん。

リアリズムを追求する一方で、自由を熱望する。相反する思いが共存する彼女の絵は、完全なる独学です。そこへ変化の波を起こしたのが、彼女の2歳半になる娘さん、イブちゃんの存在でした。

自由気ままに、縦横無尽に、のびのびと絵を描くイブちゃん。彼女が描いたほぼ線のみの作品に色を乗せ、命を吹き込むのが、ラスさんの役目です。

無造作に描かれた線が(とはいえイブちゃん当人にしてみれば意味を持つのでしょうが)、やがて美しい女性に、フクロウに、木々に生まれ変わっていく様は見事。「この一連の作業は、子供の意思を理解し共有するための特別な時間。あなたもぜひ、お子さんやお孫さん、甥っ子や姪っ子たちと一緒に、行ってみるべき」と、ラスさんは自身のフェイスブック上で語っています。

「言葉を交わす」といった実際に交わるコミュニケーションでは得られない、そのひとの奥深くに眠るパーソナリティー。ラスさん親子が行っている「絵を通したコミュニケーション」は、これを共有するひとつの良策なのかもしれません。事実、行ってみれば言うまでもなく、楽しいでしょうしね。

身近に幼い子供がいたら、ぜひともマネしてみたい。その火種となるにはおそらく十分なラスさん親子の作品を、それではごゆっくりお楽しみくださいませ。

参照元:Ruth Oosterman
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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