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【検証】本気で作った自家製タルタルがハウス「まぜてマジック」に負けるはずがない…! 果たして結果は?

2014年9月12日

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ハウス食品が8月18日より全国で販売している合わせだれの素「まぜてマジック」

マヨネーズ、しょうゆ、ごま油など、家庭にある調味料と「まぜてマジック」を決まった比率で混ぜるだけで、タルタル旨だれや和風甘酢だれができちゃうという、調味料界に「食べるラー油」以来の革命児が登場しました。

でも、思うわけなんですよ。いやいやいや、本気で作った自家製タルタルの味と比べたらおいしいわけがないでしょう? だって、混ぜるだけでできちゃうタルタルのほうがおいしかったら、努力とか手間とか本当に報われないってもんでしょーよ??

ということで今回は、タルタルソースに的を絞り、

1「ライター黒猫の本気自家製タルタル」
2「『まぜてマジック』で作ったタルタル旨だれ」
3「キューピー具のソース 野菜と卵のタルタルソース」

を比較検証したいと思います。

「まぜてマジック」がどれほどのもんなのかお手並み拝見だぜっ! どうせたいしておいしくないんでしょ?

■ライター黒猫の本気自家製タルタル


所要時間:21分58秒(お湯を沸かす時間含む)
材料:卵、マヨネーズ、タマネギ、ピクルス、乾燥パセリ、塩コショウ、にんにくチューブ

自炊歴2年半のライター黒猫が作る本気自家製タルタルは、やや半熟なゆで卵をマヨネーズであえてから、超細かくみじん切りしたタマネギとピクルス、乾燥パセリを入れ、塩コショウ、クレイジーソルトやクレイジーガーリックで味付け。にんにくチューブも若干投入! タマネギは農家セミプロの父による無農薬野菜。卵は買ったばかりの新鮮なもの!

全卵使用しているため、黄色味がかっている色です。ピクルスとタマネギのゴロゴロ感といい、見た目もグッドな感じ! ただし、お湯を沸かす時間を含めて21分58秒かかりました。

■「まぜてマジック」のタルタル旨だれ


所要時間:8秒
材料:本品、マヨネーズ

「まぜてマジック」1:マヨネーズ1の割合で混ぜ合わせるだけ! かかった時間は8秒。意外と大きめの野菜のようなものが入っています。色は本気タルタルよりも白め、というか普通のタルタルカラーですね、はい。思った以上にタルタルしています。

■キューピー具のソース 野菜と卵のタルタルソース


所要時間:1秒
材料:本品のみ

お皿に盛ってわずか1秒で完成。まぁ、盛るだけですからね。色は「まぜてマジック」のタルタルと同じような白み。王道のタルタルカラーです。さらに、こちら、具のソースという名前の通り、野菜がごろんごろん入っております。なかなかボリューミーなソースだぜ。固さもほかの2つと比べて固めで、唯一立ち上がっている状態。

■いざ! 試食!!


さぁ、どれがおいしいかな? まずはタルタルのみ試食。

・自家製タルタル
本気自家製タルタルはね、本当においしいのですよ。タマネギとピクルスのちょっぴりツンとした苦味がオトナな本格さを演出。

・まぜてマジック
そして「まぜてマジック」はどうかといいますと……

「なにこれ! すんげーおいしいけど!!!!!」

と、予想外な結果に。自家製に比べてだいぶ甘いのですが、これはかなりの再現率です! 「タルタルソース」といわず、「タルタル旨だれ」と明記してあるから、てっきりなんちゃってなのかと思ったら、びっくりするくらいタルタルでした~! 恐るべしハウス食品!!! 

・キューピー具のソース
こちらは濃厚。でややもったりした感じです。おいしいんだけど、う~ん、比べてみるとなんだかぱっとしません。いや、おいしいんだけどね。ほかの2つが圧倒的なのだ。

■「本気の自家製タルタル」対「まぜてマジック」

つまり、この時点で「本気自家製タルタル」vs「『まぜてマジック』タルタル旨だれ」のどちらかが勝者になるのであります。そこで、タルタルと最も相性の良い(と思われる)揚げたてのエビフライを用意いたしました。

「タルタルはあくまでも引き立て役。ソースとしてのサブキャラを最大限に活かせなければ本当に旨いとはいわないんだから!」とまだこの時点では負けを認めたがらない記者は心の中で思いました。(めらめら)

・エビフライと相性がいいのは自家製に決定!
結果、エビフライとのなじみが良かったのは本気自家製タルタルのほうでした! 「まぜてマジック」はやはり若干甘みが強い気がする。でも、それぞれおいしいのでもはや好みの問題。記者は自分が作った本気の自家製タルタルが圧倒的においしいという結果を予想していただけあって、この僅差には驚きを隠せません。だって、あんなに時間かかったのに……。

■総合的に考えてみると…

・自家製タルタル
おいしさでは何とかぎりぎり本気自家製タルタルが勝利したものの、時間がかかりすぎる、計算してみたら材料費が意外とかかる、卵1つ使用するとかなりの量ができてしまう、賞味期限が3日程度、と致命的なデメリットが4つも。

・まぜてマジック
それに比べて「まぜてマジック」を使用したタルタル旨だれは、量の調節が簡単。作るのも簡単。やや甘みが強いものの、十分おいしい。使わない調味料が増えることもない。

結論:家族が少ないまたはひとりぐらしの場合「まぜてマジック」は超便利

■「まぜてマジック」はほかにも


・しょうゆ1+まぜてマジック3=和風甘酢だれ(チキンソテーや唐揚げに) 
・ごま油1+まぜてマジック2=中華ねぎ塩だれ(バンバンジーや焼肉に)

など混ぜるだけで簡単にできます。配合や組み合わせ次第で無限にオリジナルの調味料が作り出せます。こういうの楽しいよね!

■今回のタルタル対決まとめ

・ライター黒猫の本気自家製タルタル
おいしさレベル:★★★★★
適したTPO:タルタルがメインのホームパーティ、意中の彼をメロメロにさせる最後の一押し、究極のタルタル好き、手間と時間を惜しまない人

・「まぜてマジック」のタルタル旨だれ
おいしさレベル:★★★★☆
適したTPO:マヨネーズしかない、調味料をこれ以上増やすわけにはいかない、めんどくさい、少しでいい

・キューピー具のソース 野菜と卵のタルタルソース
おいしさレベル:★★★☆☆
適したTPO:混ぜるのもめんどくさい、少しでいい、家族がたくさんいる、タルタルはキューピーと決めている

「まぜてマジック(190g)」はお値段280円前後と超手頃。いやはや、本気出してたのは記者だけではなかったようだ。

参照元:ハウス食品
料理・撮影・検証・執筆=黒猫葵 (c)Pouch

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