無洗米 「君たちは女性の気持ちを考えたことがあるのか? 君たちがまとっている糠(ぬか)のせいで、多くの女性が米を炊くまでに何度も何度も水に手を入れ『とぐ』作業をし、結果、手荒れを引き起こしているのではないか?」
精白米 「お米のとぎ汁(糠)には、ビタミンB1、B2、Eが含まれており、それらの効果で肌が柔らかくなって美肌効果が得られるとのことですよ。さらに、保湿成分セラミドも豊富に含まれてるようですから、お肌には良いと思うんですけどね」
無洗米 「な、なんだと? それは本当なのか?」
精白米 「少なくとも、『ライスウォーター洗顔』という、僕らのとぎ汁を利用した洗顔方法が美容に効果絶大とウワサになってますので」
無洗米 「ぐぬぬ……!」
ということで! 巷でウワサになっているらしい『ライスウォーター洗顔』を試してみました!
【ライスウォーター洗顔の手順】
1. 好きな量の米(おすすめは2合~3合)を一度とぎ、そのとぎ汁を捨てます。
2. 2度目のとぎ汁をカラで清潔なペットボトルなどに入れます。
3. 冷蔵庫に入れ、一晩寝かせると、底に白い沈殿物がたまります。
4. 容器内の水を沈殿物と同量残る程度まで捨てたあと、新たに水を入れ沈殿物と混ぜ合わせればできあがり!
5. 普通に洗顔したあと、洗面器にライスウォーターを移し、水洗顔と同じ要領で洗います。
【さっそく試そう!】
実は記者、ライスウォーター洗顔が話題になっていることを知らなかったので、とあるブログを参考にしたのですが、「顔を洗うというよりはたっぷりの化粧水をする感覚ですね♪」の一節に混乱。
ライスウォーター洗顔の後はどうすればいいのか? 水で洗い流すのか? 化粧水はつけるべきなのか? わかんないよぉ! ということで、「ライスウォーター洗顔後、何もせず放置」と「ライスウォーター洗顔後、水で洗い流す」と「ライスウォーター洗顔後、化粧水と乳液をつける」の3パターンを試し、一番お肌に良かった方法を3日ほど続けてみました。
■「ライスウォーター洗顔後、何もせず放置」の場合
直後はお肌しっとり! ……ですが、5分ほど経つと徐々に肌が乾燥し始めました。化粧水は必須なようです。
■「ライスウォーター洗顔後、水で洗い流す」の場合
肌はモチモチになりますが、洗い流さなかった場合とは雲泥の差。ライスウォーター洗顔の後の水洗顔は必要なさそうです。
■「ライスウォーター洗顔後、化粧水と乳液をつける」の場合
既に上の2つを試した時点で気づいてましたが、これが一番お肌に良いです! なので、「ライスウォーター洗顔後、化粧水と乳液をつける」を3日間試しました!
【3日間試した結果】
まず、試す前の記者の肌(スッピンの状態)ですが……
そばかす(シミとは言いたくない)があったり、おでこにニキビ(吹き出物とは言いたくない)があったり、すぐ乾燥したり、いろいろと難があるお肌です。
それが、3日後、なんと!
ニキビが治って(そりゃ3日もすれば治るんじゃないの? というツッコミはナシで)、なんとなくそばかすも薄くなったような気が!(光の加減じゃないの? というツッコミはナシで)
いや、それよりなにより、お肌は確かにメッチャもちもちシットリになります! 乾燥が気になる季節になってきましたので、洗顔後すぐに化粧水をつけないと「水分をくれぇぇぇぇーーーーー!」と、お肌が叫びます。しかし、ライスウォーター洗顔は5分くらい放置していても「焦らなくていいよ、俺は大丈夫だから」とお肌が寛大な態度を示します。なので、これからの季節にお勧めの洗顔方法でもありますよ!
ただ、肌が弱い人の場合、逆に肌トラブルを引き起こす可能性がないとは言い切れません。なので、お肌に異常を感じたらすぐに止めてください!!
あと、普段あまりお米を食べない方にもお勧めしません。
炊いたお米が余り、冷凍庫の中が米でギッチギチの惨状になること必至。どうすんだこれ……。
参考ブログ:Masako’s Salon
撮影・執筆=シマヅ (c)Pouch