台風一過の清々しい朝を台無しにする、壊れて道端に打ち捨てられた傘の残骸。見かけるととっても残念な気持ちになりますよね。
それにしても傘って本当に強風に弱い。だって骨が折れちゃうから。それならいっそ、その骨をなくしてしまったら!? そんな発想から生まれたNY発の骨のない傘が、今話題になっているようです!!
【日本経由NY発なのだ】
日本で出会い、ニューヨークで活動を続けるデザイナーJustin NagelbergとMattew Waldman。ふたりが開発した骨のない傘“Sa™”の商品化のため、現在Kickstarterでは資金を募集しています。
【Sa™ってどんなの?】
Sa™の特徴は、何と言っても「骨がないこと」。日本の折り紙からヒントを得て開発されたこのSa™は、内側のパネルと外側のパネルを連動させて傘を開閉させるのだとか。素材にはリサイクル可能で耐水性に優れるプラスチックを使用。骨を使用しないためかなり軽量で、尖った部品を使用していないので、子供でも安心して持つことが出来そうです。
操作はとっても簡単。持ち手の一番下の部分を回すと傘が開き、同じ部分を引っ張ると傘が閉じる仕組み。
摩擦を生ずるパーツが少ないため耐久性もあり、構造がシンプルなため強風でも壊れにくくなっているんですって。
現段階で用意されているカラーは、シアン(青緑)、黄色、マゼンタ(深紅色)、黒、グレー、白の6色。どれもビビッドな色で雨の日が楽しくなっちゃいそう。
【名前の由来も日本語】
そしてこのSa™という名前、「傘」の「さ」、「雨(さめ)」の「さ」、「傘をさす」の「さ」という3つの日本語の単語を組み合わせて作った名前なのだとか。こういうのって日本人としてとっても嬉しいですよね。
【世間の反応は?】
YouTube動画やtwitterにも、「スゴイの一言」、「デザインがとってもエレガント」「子供にいいね」「面白い発想」「折り紙から発想を得るって嬉しいね」等のコメントが寄せられ、かなり話題になっているよう。
デザイナーのJustinとMattewが出会ったのも日本。傘のヒントも日本の折り紙。名前の由来も日本語。これはもう、日本人として応援するしかありません!!
「傘には骨があるもの」という既成概念を打ち破ってくれた骨のない傘Sa™。軽くて、丈夫で、安全で、環境にも優しく、デザインもカワイイ。う〜ん、この傘をほしがらない理由が見当たりません。製品化が待ち遠しいですね!!
参照元=kickstarter、YouTube
執筆=南野バンビ (c)Pouch