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ドラえもんの世界が現実に!? 未来型「窓なしひこうき〜」

2014年11月10日

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『ドラえもん』に出てくる定番中のひみつ道具といえば? タケコプター! 頭の上に取り付ければ、自由自在に空を飛び回ることができるもの。みなさんもきっと、ご存知ですよね。

この度、イギリスの技術研究機関「The Centre for Process Innovation(CPI)」が、未来の飛行機は窓なしという革新的な計画を発表しました。なんと、機内に居ながら一面に広がる空の世界を楽しむことができるというのです!

誰もが憧れる、タケコプターの世界が現実になる日もそう遠くはないようです。驚きの世界をどうぞ、ご堪能ください。


「窓なし」とは言っても、窓がなければ飛行は不可能です。機体上部と窓のある壁を取り除いて「有機ELディスプレイ」に置き換えると共に、「プリンテッド・エレクトロニクス」と呼ばれる携帯電話やテレビに使われている技術をこれに採用。機体の外側に設置されたカメラが、ディスプレイ上に空の様子を映し出すという仕組みです。


目の前に広がる空の世界、きらめく星空、そして場所によってはオーロラなども鑑賞できるというから、なんともドラマチック! 見たい空の角度を自分で選ぶことができるそうです。空の風景に飽きたら、巨大なディスプレイ上でネットサーフィンやオンラインゲームを楽しむことも可能。


もともとは「飛行に要する燃料と二酸化炭素の削減を目的に」考案されたというこの計画。機体の軽量化を図ることで、目標に近づくことができるといいます。機体が1パーセント軽くなれば、0.75パーセントの燃料が節約できるため、航空券代も安くなるという消費者にとってもうれしい発明なのです。

機体上部と窓を「有機ELディスプレイ」に置き換えるこの計画、10年後には現実になる見込みです。実際に飛行機に採用されるのは2050年ということなので、それほど遠い未来ではなさそう。

タケコプターの世界を、早く体験してみたいものですね!

参考
uk-cpi.com
abcnews.go.com

執筆=横山ローズ (c)Pouch

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