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自慢の「ロン毛」が入場料に! がんと闘う子どもたちへ髪の毛を寄付することができるメタルフェス「HAIRFEST」が大成功

2015年1月27日

hair

以前当サイトでご紹介した、幼い少女が行った、小児がんに侵された子供たちへの「髪の毛の寄付」のお話。がんで髪の毛を失った子がウィッグを作ることができるよう、自ら髪の毛を寄付したその深い優しさに、世界中が心揺さぶられました。

本日ご紹介するのは、この少女と同じように自らの髪の毛を寄付した、「メタラー」のみなさまのお話。

入場料は、髪の毛!

9つのメタルバンドが集結、8時間にもおよぶライブを繰り広げた、メキシコで開催されたチャリティーライブイベント「HAIRFEST」。こちらの入場料は、髪の毛。「髪の毛を寄付する」というかたちをとれば、ライブにタダで参加することができるという、非常にユニークな試みなのであります。

【メキシコの小児がん患者支援団体が企画】

メキシコの小児がん患者支援団体「CASA DE LA AMISTAD(カーサ・デ・ラ・アミスタッド、友情の家の意)」が企画した同ライブのチケットは、なんと発売から2時間(!)で完売。

【ただ “ロン毛ならなんでもOK” ってわけじゃありません】

ライブ会場の入り口で自慢のロン毛をカット、その長さが25cm以上あれば、髪の毛を寄付することができるという同イベント。ですがこちらのほかにも、「染めていないこと」「ウェーブやカールがかかった髪で、その状態で25cmに達しない場合は、まっすぐに伸ばして規定の長さにすること」など、細かく条件が定められています。

【髪の毛を寄付できない場合は、寄付金を払えば入場可能に】

厳しいようにも思えますが、これもすべては、子供たちのウィッグを作るため。なんでもウィッグを作るために必要な最低限の長さが、25cmなんですって。ちなみに髪の毛を寄付することができなかった場合は、その代わりに日本円でおよそ8300円支払えば、入場することができたみたい。

【結果、ウィッグ107個分の毛髪が集まった!】

自ら髪の毛を寄付したメンバーもいたという、「HAIRFEST」。同イベント1日だけで、通常1年かけて集めるくらいの量だといわれるウィッグ107個分、お金に換算すると日本円でおよそ1895万円(!)もの価値がある、毛髪が集まったのだそうです。メタラーのみなさまってば、実にハートがお熱い! というか、そもそもロン毛ぞろいのメタルファンに目を向けた、支援団体の方々の機転もすごい!

【小児がんへの注目も高まりました】

目新しい上に効率的、加えて、小児がんに苦しむ子供たちもライブの参加者にも利がある。まさにウィンウィンなこちらの試みは、ソーシャルメディア上で900万件以上情報がシェアされ、結果的に、小児がんへの注目が高まることに繋がったのでした。

【日本にも、髪の毛を寄付することができる場があるよ♪】

さて、このニュースを知って、「私も髪の毛を寄付したい!」と思ったみなさま。日本にも、髪の毛を提供できる場がありますよ~~~。

それは、髪の毛を失った子ども達のための医療用ウィッグを制作・提供する活動を行っているNPO法人「JHDAC」。こちらに関しては、冒頭で触れた当サイトの記事でも触れておりますので、気になったという方はぜひ、合わせてチェックしてみてくださいねっ。

参照元:HAIRFEST YouTube JHDAC
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼メタラーのみなさま、イイ顔してます

https://www.youtube.com/watch?v=n3pc3as2GFw

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