そこで本日は、30目前のアラサーが実際に豪華付録で遊んでみました。この付録、大人でも十分に楽しめるのかしら?
【豪華すぎてびびる】
4月号の付録では、アイカツ!のオリジナルアクセサリーカード、プリパラ新聞のほかに「究極漫画セット」として、究極ライトBOX、マルチポーズデッサン人形、オリジナルコミックペン、オリジナルミニ原稿用紙、オリジナルスクリーントーン、テンプレートイラスト集がついてきます。漫画家にとって必要最低限なグッズが一気に揃うとのことですが、豪華すぎてびっくりしちゃいますよね。
【デッサン人形が入っていないのかと思いきや】
ちゃお本誌とは別に箱がひとつついています。その中にすべてが入っているのかと思ったら、デッサン人形が入っていない。ま、まさか入れ忘れを購入してしまったのか、と焦りましたが、デッサン人形は紙製で組み立て式。そのため本誌とじ込みでした。
【マルチデッサン人形は組み立てに1時間】
昭和60年生まれのわたし(記者)にとっては、付録といえば組み立て式の紙製が基本。若干のなつかしさを覚えつつ、さっそく作ってみることに。結果下半身に30分、上半身に30分と計1時間かかりました。よく考えたら、こういう付録はすべて父や2歳年上の兄に作ってもらってたわ。
パーツが意外と細かく、大人の指ではちょっと入りづらい箇所も。小学生ひとりで作るにしてもなかなか根気のいる作業だと感じました。よく読んだら「おうちの人と作ってね」と書いてあり、わたしも還暦をとうに超えた“おうちの人”(父)に作ってもらえばよかったなぁ。
【作っている途中に妄想はじまる】
そんな昔のことを思い出しながら、真剣に組み立てていると、まるで家に小学生だった兄や今よりもずっと白髪の少ない両親がいるかのような錯覚に。あの頃はあの頃のなりに大変なこともあったけど、この感じ、すんごい小学生だ!
【バランス悪くて座りオンリー】
頭部がどうしてものりでくっつかなかったので、セロテープで固定したせいか、でき上がったデッサン人形はバランスが悪く自立できない状態に。仕方なかったので、座りポーズなど中心にポージングし、デッサンまがいに挑戦してみました。のりで張りつけた部分と、パーツをはめ込んである部分があるので、何ポーズかとらせると腕がとれてしまったり、腰から上がもげてしまったりと痛ましい事故が多発。
【こりゃ便利!「究極ライトBOX」】
つづいては「究極ライトBOX」。こちらは単4電池3つをセットするだけで完成。ライトをつけると、イラストのテンプレートなどを写して絵が描けちゃうというもので、付録についてくるコミックペンと本誌とじ込みのテンプレート集、ミニ原稿用紙、スクリーントーンを使用しますが、ふつうのペンとメモ帳でも問題なくできました。
【ちゃおの“出来女な使い方”はこうだ!】
このキットだけで漫画家デビューを目指すのもいいのかと思いますが、アラサー的にはお手紙を漫画風にする、またはメモなどにイラストを添える用としても使えそう。スクリーントーンを張るとより本格的になりますが、不器用さんは周到な練習をしておいたほうがよさそうです。
たとえばなにか頼みごとをしたいときに、直接頼むよりもアイカツ! の白雪バンビちゃんやふなっしーのイラストを添えるだけで、なんだか「出来女」風に早変わり! これならぎりぎりパシリ行為に認定してしまいそうな「帰りに甘いもの買ってきて」「トイレ掃除して」的なお願いも頼みやすい!
【コミックペンはペンとしてまずまず】
0.38ミリのオリジナルコミックペンは、小学生の女子が好きそうなカラフルでポップなデザイン。ただし、ボディがやや細みなので、力を入れて30分ほど書き続けると中指の第1関節辺りが凹んでいました。ときどきかすれますが、ちょっとした書き物なら十分に使える代物です。
【小学生に戻れる時間がなによりも癒し】
ちゃおのメインターゲットはおそらく小中学生。今回の豪華な付録は、クオリティはそこそこですが、大人でも十分楽しめる内容になっています。
たとえば雨の日かなんかで、1日ぽっかり予定があいたときに、4月号のちゃおを1冊買えば、漫画も読めるし、漫画家ごっこもできるし、メモにイラストを簡単に添えられる出来女にもなれる。さらに、紙製の付録づくりに没頭していれば、まるで小学生に戻ったようなタイプスリップもできちゃうのだ。
豪華な付録の内容よりも、大人にとってこの「疑似小学生体験」がなによりも癒しになること間違いなし。これで570円は買いでしょ。
参照元:ちゃおランド
撮影・ 執筆=黒猫葵 (c)Pouch
▼付録の王道といえば、紙製
▼意外とむずかしい…ここまでで10分は経過しています。
▼「お嬢さん、お手をどうぞ」
▼駄々をこねるデッサン人形
▼タイトル「添い寝」
▼デッサン風のデッサン
▼小ぶりなサイズがよい
▼豊富なテンプレート
▼ふなっしーを添えて「甘いもの買ってきて」
▼頼みにくいこともさらりと
▼漫画も描いてみた
▼タイトル「月収だと思った」