天下のグラミー賞会場においても後ろ向きで歌うなど、とにかく「顔を見せない」ことで有名なオーストラリアの覆面歌手、シーア(Sia)。
内面をえぐられるような衝撃を覚える、激しくて切ない楽曲。さらには彼女のPVに登場する美少女ダンサー、マディ・ジーグラーちゃんの存在など、話題に事欠くことがありません。
世界が注目するシーアがこのたび、ニューシングル「Big Girls Cry」のPVを公開。4月2日(木)に動画サイトYouTube内公式チャンネルに登場して以来、4月5日(日)時点ですでに、再生回数852万回超えを達成しています。
【昨年リリースされたアルバムの収録曲をシングル化】
2014年発売のヒットアルバム、「1000 Forms of Fear」にも収録された同曲。
【泣きたくても泣けないでいる、すべての女性たちへ】
「お姉ちゃんでしょ? 泣かないの (Big girls don’t cry.) 」というセリフを連想させるタイトルからも予測できるとおり、その内容はひと言でいえば、「みんなそう言われて育って来たけど、お姉ちゃんだって泣くんだよ」。
【刺さる人は多いはず……!】
傷ついたら、苦しかったら、大人の女だってわんわんと泣く。まるで大人の女性が常日頃抱いているであろう思いを、そのまま歌っているかのようで、聴いているだけで心が自然と震えます。
「人を好きになる時間も、人を恨んだりする時間すらもない(No time for love, no time for hate)」
「見た目は強そうだけど、魂は傷ついてる(Tough girl whose soul aches)」
「私は、メイクをぐちゃぐちゃにして泣くかもしれない(I may cry ruinin’ my makeup)」
「可愛く見えるかどうかなんて、気にしない(And I don’t care if I don’t look pretty)」
【そして相変わらず、ダンサー・マディーちゃんの表現力がハンパない!!】
胸に染みいるような歌詞とメロディーをバックに、ダンサーのマディちゃんが魅せる圧巻のパフォーマンス。上半身と表情のみで、深く豊かに、歌の主人公となる女性の心持を見事、表現しています。ってかマディちゃん、マジで天才……。
まばたきするのも惜しいほどのPVは、必見。曲とダンスにとにかく圧倒される上、これでもかってほどに激しく心が揺さぶられるので、視聴する際にはちょっとした覚悟が必要かもよ。
参照元: YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch