入選作を読んでみたら、まるでホームドラマのような情景が浮かんできて、シニア世代をとりまく悲喜こもごもが伝わってきます。
毎年恒例の「第15回シルバー川柳」の募集が、9月21日(月・祝)の敬老の日にむけて始まっています。
入選作は、なかなかブラックなものから、あるあるネタまで、様々な情景を詠んだ川柳が全国から寄せられるそうです。
ちょっとした腕試しに、どうでしょうか?
【下は8歳から上は100歳まで!】
昨年は、100才女性から最年少は8才の女の子まで、総数11370作品の応募があったのだとか! 記者(私)もやってみようかなと思って昨年の入選作を眺めてみました。
「新聞を電車で読むのはオレ一人」(男性・71歳)
あ、なるほど最近は車内でスマホを観ている人が大半ですしね。
「叱った子に今は優しく手をひかれ」(女性・90歳)
『ニュー・シネマ・パラダイス』のエンディングみたいな、優しい時間が流れているのが伝わってきます(涙)。
「ケアマネをもてなしあとで寝込む祖母」(女性・46歳)
グッと来ました。おばあちゃん、頑張りすぎちゃったんですね……
入選された作品を読んでいると、世相やそれぞれのご家庭の背景などが作品の味となってにじみ出ているのがわかります。まさに「噛めば噛むほど」味が出るスルメのごとし、です。
【応募〆切は7月1日まで】
「シルバー川柳」は5月1日〜7月1日まで応募を受け付けていて、入選作20人には賞金1万円が贈呈されます。
年齢問わず応募できるので、「笑点」の大喜利を楽しむように、挑戦してみてはいかがでしょうか。
参照元:公益社団法人全国有料老人ホーム協会、シルバー川柳入選作品
執筆=日向陰ル (c)Pouch