部屋に、日々の生活に潤いをもたらす、花。
もしもあなたのお宅にひとつも花瓶がないというのであれば、イタリアが生んだ偉大なる建築家にしてインダストリアルデザイナー、今は亡きエットレ・ソットサスさんが手掛けた花瓶「SHIVA(シヴァ)」は、いかがでしょうか。
【独創的ゆえに批判も多かった偉大なるデザイナー】
戦後イタリアン・デザインに対する世界的な評価を高めたひとりとされている、ソットサスさん。それだけに彼が手掛けた作品とスタンスは非常に影響力が強く、強烈なインパクトと優れた独創性は多くの称賛を受けたと同時に批判も少なくなかった模様。
【天才が手掛けた類を見ないフォルムを持つ花瓶】
そんな彼がかつて手掛けたのが、スペイン「BD Barcelona Design」が販売、海外サイト「archiproducts」でも紹介されている花瓶「シヴァ」でした。
【随所に丸みが】
定期的に仕事でバルセロナを訪れていたことがきっかけとなり誕生したこちらの花瓶は、つるりとした質感、そして丸みのある円筒形のシンプルフォルムが特徴。
【淡い色合いがより、花の存在を際立たせます】
肌色を思わせる淡いピンク色が部屋にすんなり溶け込んで、なによりも “先端にそっと刺した花” そのものの存在を邪魔しません。その独特な佇まいはどこか、見る者の心を惹きつけるパワーが秘められているかのよう……。
【平和な気持ちを運んでくれるかたち】
ヒンドゥー教の3最高神の一柱、破壊の神「シヴァ」とおなじ名前を持つ同品ですが、そのビジュアルはいたって牧歌的。激しさなんて微塵も感じさせない、そういったギャップにもまた強烈に惹きつけられてしまいます。
【ゴールドカラーの限定品も】
ちなみに同ブランド、限定品として黄金色に光り輝く「シヴァ」ゴールドバージョンも制作・販売していたようです。1輪でも束の花でも、どちらを刺しても画になるこちらの花瓶。あなたのお部屋にもおひとつ、ぜひ。
参照元:archiproducts 、BD Barcelona Design
執筆=田端あんじ (c)Pouch