クラウドファウンディングサイト「Kickstarter」に、気になるプロジェクトが登場。その名も「Bring Real Kimono to New York Fashion Week(NYファッションウィークに本場の着物をもたらそう)」。
日本の職人によって作られた伝統の着物を、日本人スタイリストがコーディネート。世界4大ファッションショーのひとつであるニューヨークファッションウィークに登場させようという壮大な試みです。
【着物スタイリストと着物職人がタッグ!】
中心メンバーは、ニューヨークおよびフロリダをベースに活躍している着物スタイリスト、Hiromi Asaiさん。彼女と京都の着物職人によるNPO団体「きものアルチザン京都」がタッグを組んで、来年2月に開催されるニューヨークファッションウィークに正式に出展できるよう支援を募っているみたい。
【職人を、技術を、守りたい】
プロジェクトを発足したそもそものきっかけは、「着物職人」と伝統ある着物の「創造技術」を守りたいという強い思いだそうです。
日本文化の象徴としてすでに世界的に有名な着物ですが、「着物市場の縮小」「伝統を引き継ぐ後継者が不足していること」などなど、将来を見据えると不安要素が山積み。着物の未来を開拓するべく、世界的ファッションショーのランウェイに登場させたい。そういった思いが原動力となっているようです。
【さまざまな国のモデルを起用する予定】
着物という存在は知っていても、着物が本来どのようなものであるのか、またその奥深い美しさを知っている人は、そうそういないというのが現実。今回のプロジェクトが実行された暁には、日本人に限定することなく、世界中からモデルを起用する予定とのことで本格的な世界進出も視野に入っているみたい。
【世界が注目するファッションショーに「着物が登場するシーン」を見てみたい!】
世界的ファッションショーに本物の着物が登場したことって、いまだかつて聞いたことがなかったような気がします。日本人なら絶対に応援したくなる同プロジェクト、日本円にして1,240円ほどから支援することができるようなので、気になった方はいますぐ、サイトをチェックしてみて!
参照元:Kickstarter 、Facebook
執筆=田端あんじ (c)Pouch