タイの街中を走る三輪車タクシーとして有名なトゥクトゥク。現地で観光客に人気なのはもちろん、日本国内においてもそのレトロなビジュアルに惚れ込む人は多く、個人輸入代行業まであるそうなのですが。
なんと、このミニマムな可愛い乗物を使って、タイ・バンコクからフランス・トゥールーズまで行こうとしているチャレンジングな学生たちがいるらしいのですっ。その距離、なんと2万キロですって!
【フランス人留学生3名が、故郷を目指す】
2万キロの旅を、トゥクトゥクで。そんな冒険に旅だったのは、カレン、ルドウィッグ、レミーという、フランス人の学生三人組からなるチーム「THE PILGREENS」。
彼らは交換留学生としてやってきたバンコクの大学から、母校であるトゥールーズの大学への帰還を目指しています。その距離約2万キロ、16カ国を経てフランスまで。推定旅行日数は120日。ひょえー!
【なぜそんな大変な旅を?】
普通に考えると気が遠くなりそうですが、彼らはこの旅に、明確な目的を持っています。それは、「代替エネルギーの可能性を示すこと」。ガソリンではなく、電動のトゥクトゥクと太陽光発電を使った省エネ旅で、エネルギーに対する考え方を提示しようとしているのです。
【旅はまだまだはじまったばかり】
6月中旬にバンコクを発った彼らは、現在ラオスを通過中。旅はまだまだ序盤ですが、早くもたくさんの出会いやハプニングが起こっている様子が、彼らのFacebookからうかがえます。その様子はとっても楽しそう!
省エネ、環境保護、クリーンエネルギー、いずれも考えさせられるテーマばかりです。そういった問題を、こんなに思い切ったやり方で世に提起できる彼らって、実はスンゴイのでは。
なんとしてもフランスまでたどり着いてほしい……今後もその旅程から目が離せませんっ!
参照元: THE PILGREENS/Facebook、THE PILGREENS
執筆=森本マリ (c)Pouch
▼仮装してみたり、たまにはトゥクトゥクを人力で押したり!?
▼行く先々で人々との触れ合いも