覆面芸術家・バンクシーによるアートプロジェクトとして、この夏イギリスのウェストン・スーパー・メアに登場したテーマパーク、「ディズマランド(Dismaland)」。
“夢の国” こと、ディズニーランドを思いっっっきり皮肉ったこちらの施設は、言うなれば “憂うつな悪夢の国” 。
公開は9月27日までの期間限定プロジェクトで、その全貌がいかなるものかは、以前Pouchでもお伝えしましたが、その魅力はまだまだ完全には伝えきれていないっ。だって写真だけじゃあ、どんなもんなのか、いまいち実感湧いてこないでしょう?
【行った気になれる、かも?】
本日ご覧いただくのは、ディズマランドオープンから3日目の8月25日、「banksyfilm」によって、動画サイトYouTubeにて公開されたトレイラー映像です。
【平凡なファミリーが足を踏み入れたのは……】
パパとママ、息子と娘。4人家族が車に乗って向かった先は、狂気と陰鬱な空気に満ち満ちた世界、ディズマランド。
【いきなりとんでもない洗礼を受けてしまいます】
中で、一体何が待ち受けているのだろう……!
興奮を爆発させんばかりに頬を上気させ、喜び勇んで入場しようとした一行でしたが……突然、扉を「バチン!」と閉められちゃいます。そのせいで娘、扉に激突。でもこんなの、まだまだ序の口なのです。
【スタッフ全然やる気ないんですけど~~~!!】
まずね、係員のみなさまに、やる気というものが見当たらない。
仏頂面で実にダルそうに手荷物検査をされるのですが、使用されているのは機械ではなく、ダンボールかなにかで作られたと思われる紙製のおもちゃ……って、小学校の工作かよっ! よく見りゃ監視カメラまで、紙製だし。
【そのアトラクションも、アレな雰囲気です】
ようやく中へ足を踏み入れた親子を待ち受けていたのは、歪んだアリエル像に、建設中と思われるシンデレラ城、乗り捨てられた落書きだらけのバス。鳩に襲撃されるご婦人のオブジェ、移民らしき人々をぎっしりと載せたボートのアトラクション。
そして極めつけは、事故に遭い横転したと思われるシンデレラとカボチャの馬車と、それを撮影するパパラッチの猛烈なフラッシュ……!
【頭を抱えるパパとママ】
鬱々とし、なおかつ不気味なムードを醸し出すアトラクションのオンパレードに、パパとママ、思わず頭を抱えてしまいましたとさ。息子と娘は、結構楽しそうだったけどね。
【最後までブラック……!!!】
そしてこの後が最大の見どころ、 “悪夢の国” ディズマランドの本領が発揮されます。同施設を出たファミリーを悲劇が襲うのですが……その続きは、あなたがその目で確かめてみてくださいねっ。
なお、あらかじめ言っておきますが、この結末が一番の悪夢です、ハイ。
参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch