メスのローランドゴリラ、ココ(koko)さんは、世界で初めて、手話で人間と会話することに成功したゴリラとされています。
現在、非営利団体「Gorilla Foundation(ゴリラ財団)」にて暮らすココさんは、昔から子猫が大好き。1984年に初めての “お友達” 、子猫のボールと暮らして以来、長らく子猫という存在を愛し続けているのだそう。
そんなココさんが去る7月4日、44回目の誕生日に、新たな子猫をプレゼントされた模様。その様子をとらえた映像が動画サイトYouTube内チャンネル「kokoflix」に投稿されていたのですが……。
【すっかりお母さんの表情に!】
もうね、ココさん、 “母性” 爆発です。「ひねりつぶしてしまうんじゃないかしら」な~んて一瞬危惧してしまったけれど、数多の子猫たちを前にしたココさんの表情、そして扱い方を見たら、すぐに安心しました。
完全に “お母さん” のそれですよ、コレは。
【2匹の子猫を気にいった様子】
多数用意された子猫たちの中から、ココさんは子猫のグレーさん、そしてブラックさんをチョイス。どうやら彼女は、この2匹にフォーリンラブしてしまったみたい。
【ココ「子猫たちを頭に乗せて」】
こうして家族となった彼らの生活は、実に微笑ましいもの。子猫たちがココさんのグルーミングを手伝う仕草を見せたかと思えば、一方でココさん自ら、「子猫たちを頭の上に乗せて」と手話でおねだり。
【視聴者の声】
子猫たちを慈しむかのような表情を浮かべつつ、手話で「子猫」「赤ちゃん」と訴えるココさん。
そんな彼女の姿を目にした視聴者のみなさまからは以下、続々コメントが届けられておりました。
「こんなゴリラ、初めて観た」
「我々人間だけが “地球で唯一の知的な種” ではないんだ」
「80年代からココを見ている気がするけれど、まだ生きていたんだね。ゴリラっていくつまで生きるんだろう?」
「やだ! 私ココと同い年だわ!」
「ココ大好き。彼女のビデオを観るたびにハッピーになれる」
「あまりにも可愛すぎて叫び出しそうになった」
「ロビン・ウィリアムズがこれを観たら、喜んだろうなぁ」(*俳優ロビン・ウィリアムズさんはかつてココと面会しています)
「大部分の人間よりも、よほど人道的だ」
「屈強なゴリラが、かよわい子猫に非常に優しく接している……興味深い。そして、なんて魅力的なんだろうか」
「人間が着ぐるみを着ているかのようにすら思えるくらい、インテリジェンスに溢れているよ」
【自分の子供だと思っているのかも】
動画の冒頭、赤ちゃんを模したと思われる人形を慈しむココさんが、映し出されます。心から赤ちゃんを求めていたココさんはきっと、子猫を我が子であるかのように感じているのかもしれません。
チャンネル内には同作のほか、ココさんの姿をとらえた動画がたくさん公開されております。彼女をもっと知りたいと思ったあなたはぜひ、こちらも併せてご覧になってみてくださいね。
参照元:YouTube(kokoflix) 、koko.org
執筆=田端あんじ (c)Pouch