国民1人ひとりに番号が付与され、その番号で年金や税金などの個人情報を管理する「マイナンバー制度」。
開始にともない、今年10月からマイナンバーの通知カードの配布が始まっています。みなさんの手元には、もう届きましたでしょうか。
もし「まだ届いていない」というのであれば、ウェブサイト「個人番号カード総合サイト」にある「通知カードの郵便局への差出し状況」をチェック!
市区町村ごとの郵便局への通知カード差出し状況が一目でわかるのでとっても便利、なお掲載は、差出しが完了した翌日となっております。
【お住まいの市町村を検索してみてね】
サイトの「通知カードの郵便局への差出し状況」へアクセスし、全国の市町村から、自分が住んでいる町を検索。「○○区」「○○市」といった記載の右側に日付が書かれていたら、その日が差出し日。空欄になっている場合は、まだ差出しが完了していないということ。
差出日から数えて20日程度までに到着予定、ただし差出しが完了となっていない場合でも、一部の差出しが行われていることがあるので、この点も頭に入れておいてくださいね。
【「マイナンバー」ってなあに?】
「もうすぐ届くってことだけはわかったけれど……そもそもマイナンバーってなんなのよ?」
このように「まだ同制度について、よくわかっていない」という方も、もしかしたら少なくないかもしれません。
【国民全員に付与される12桁の番号】
マイナンバーとは、日本に住民票がある人、1人ひとりに付与される12桁の個人番号のこと。
ハローワークの事務、年金の資格取得や、医療保険の給付に年金受給、さらには生活保護や児童手当などの福祉分野や、災害時。これら多くの場面で活用され、手続きなどの際にこの番号の提示が必要となります。
赤ちゃんからお年寄りまですべての人に与えられるほか、付与された番号は、原則として一生変わりません。
【住民票記載の住所に郵送されます】
「マイナンバー通知カード」の送付先は「住民票記載の住所」。「転送」はできませんので、手続きが済んでいないという方はその旨をお住まいの市町村に問い合わせてみるといいかも。
【届いたらしっかり管理を】
簡易書留、転送不可の状態で届くため、配達員から直接受け取ることになります。無事に受け取りを済ませたら、破棄・紛失といった事態にならないよう、厳重に保管してください。
【顔写真付きカードを作ることも可能】
希望者は、顔写真入りのICカード「個人番号カード」を作ることが可能。
パスポートのように公的な身分証明書として利用ができる、「個人番号カード」。「マイナンバー通知カード」に交付申請書が付いてくるので、こちらに顔写真を添付&返信用封筒で郵送しましょう。そうすれば来年1月以降、市町村窓口でマイナンバーが記載された「個人番号カード」を交付してもらえますよ。
【事件に巻き込まれないよう気をつけて!】
ちなみに……一部報道によればすでに、マイナンバー制度に便乗した詐欺事件が発生している模様。
カードが各家へ到着することに伴い、今後ますます、このような事件が増えることが懸念されています。不審な電話などに注意するほか、安易にSNSに情報がわかる写真をアップしたり、「マイナンバー占い」など番号を書くように促すサイトは利用しないよう、十分に注意しましょう!
参照元:個人番号カード総合サイト
執筆=田端あんじ (c)Pouch