チョコレートケーキを割ると、とろ〜りチョコレートが流れ出す「フォンダンショコラ/モワールショコラ」。フランス生まれのケーキですが、現在は欧米圏を中心に広く親しまれています。英語圏では、チョコがあふれ出す姿を火山の噴火に見立てて「ラバ(溶岩)ケーキ」と呼ばれることも。
そんなフォンダンショコラですが、中身をピスタチオクリームにした「ピスタチオのフォンダンショコラ」が食べられるお店が銀座にある、との情報をキャッチしました。わたし(記者)はフォンダンショコラの本場フランスに住んでいるのですが、そんなショコラは食べたことないぞ〜!!
そこで、先月10月にオープンした「リール銀座」というティーサロンへ、さっそく足を運んできました。
【白を中心にした大人っぽいお店】
白を基調とした店内は、とても洗練された印象です。メニューを見てみると、ケーキはどれもひとつ1100〜1300円。うーん、おいしそうだけれどこれは高い! ご年配のお客さんが多いことにも納得です。
こちらのティーサロンは、洋菓子界で権威のあるパティシエ・横田秀夫さん監修のデザートが食べられるとあり、スイーツ好きの間では話題のお店なのです。
わたしは「ピスタチオのフォンダンショコラ」(1200円)と、2杯目も無料でいただける「オリジナルブレンド」(900円)を注文しました。
【お待ちかねのケーキがやって参りました! 】
ピスタチオ風味のクリームをのせたフォンダンショコラには、砂糖をからめて炒ったカリカリのピスタチオをトッピング。チョコレートと相性抜群のグリオットチェリーのコンポートが添えられています。
割ってみると、ピスタチオのクリームがツーっと勢い良く流れ出しました。一口味わってみると「あれ? このフォンダンショコラ、温かくないんだ」フォンダンショコラは温かいものがメジャーだと思っていたので、新鮮な驚きです。
生クリーム、ピスタチオ、グリオットチェリー、どれをとっても素材の味はピカイチ。丁寧に作られた味がします。
ただ、肝心のケーキの食感がフォンダンショコラというよりガトーショコラに近く、チョコの味も若干薄めに感じました。
そこはあえて、甘さ控えめに仕上げているのかもしれません。ガツンとしたチョコレート味を期待していただけに、ちょっと残念。
【秋らしい別メニューも試食! 】
ちなみに、一緒に足を運んだ編集部員は「Rire Automne(リールの秋)」(1200円)と同じくブレンドコーヒーをオーダー。こちらはモンブラン風のケーキで、バニラアイスとグラノーラに和栗のマロンクリームをあしらった一品。
ひとくちいただいてみると、モンブランなのに柑橘系の香りが広がり、とても奥深い味わいでした。
次回このお店へ行くときにはこちらをオーダーしようと思うほど、個人的には気に入りました。
「ケーキの味を引き立てるよう、コーヒー豆をブレンドしている」というお店の方の言葉通り、ブレンドコーヒーは甘味を感じつつもスッキリ。2杯目は無料とのことでしたが、なぜか3杯目も注ぎ足してくれて感激しちゃいました。
こちらのお店はティーサロンですが、ウェイターのお客さんへの気配りは一流ホテル並みです。お値段は少々張りますが、気の置けない友人やお母さんと銀座界隈でのショッピングを楽しんだときに足を運んでみたい、そんなお店だと感じました。
■店舗情報【リール銀座】
住所:東京都中央区銀座3-10-14-2F
電話:03-6278-8270
営業時間:11:30〜 21:00(平日)、 11:30 〜20:00 (土日・祝日)/月曜定休
店舗ホームページ:Rire Ginza
取材・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch